ホームページ / 無料カウンセリング(30分) /  お問い合わせ  /  08.27(日)大阪出張カウンセリング / 2023.07.29 無料オンラインセミナー「親御さん向けメンタルヘルスケア」

 

 

 

 

 

 

 

ブログをお読みいただきありがとうございますクローバー

 

 

 

兵庫県にある不登校・ひきこもり専門のカウンセラー+家庭教師なかがわひろかです。

 

 

 

 

父性は「断ち切る」役割

 

 

 

今日は「不登校とお父さん」について

お話ししたいと思います。

 

 

 

 

お子さんが不登校やひきこもり状態になったとき

お父さんに必要とされる役割はなんでしょうか?

 

 

 

 

私は「断ち切ること」だと考えています。

 

 

 

 

河合隼雄先生の「母性社会日本の病理」という

40年以上前に出版された本の中にも

「母性とは『包み込む』役割であり、父性とは『断ち切る』役割である」

記されています。

 

 

 

 

母性の「包み込む」という役割は

イメージしやすいと思います。

 

 

 

生まれたばかりの赤ちゃんは

お母さんに抱っこされることで安心感を得ます。

抱っこすることで母性はさらに刺激され、

母は子を全身で守るべき存在と認識します。

 

 

 

ただこれが行き過ぎると「包み込む」のではなく

「丸呑み」の状態になってしまいます。

 

 

 

その状態を防ぐために父性の「断ち切る」役割が必要となります。

簡単にいうと、親子の依存関係を断ち切り、

子どもたちが自立してい生きていくきっかけになる行為になります。

 

 

 

 

キリスト教社会の欧米では

この父性の要素が強く現れると言われます。

宗教という強く太い「軸」があることで

善、悪が振り分けられます。

欧米は父性が強い社会と言われます。

 

 

 

 

ただし、これが行き過ぎることで

虐待に陥ってしまうという弊害もあります。

 

 

 

 

日本は母性が強い社会です。

ひきこもりを見ても、欧米にはひきこもりという状態は多くはありません。

(その代わりホームレスが多くなります)

 

 

 

 

働かない子どもでも面倒を見ることが「当たり前」に

成り立っていることからも母性力が強いことがうかがえます。

 

 

 

 

 

大事なのは「母性」と「父性」のバランス

 

 

 

河合先生は「日本の社会は父性がなくなっている」と指摘されます。

家の中に「二人のお母さん」がいる状態になっている。

どちらも包み込み、いや飲み込もうとするため

子どもたちの自立と自信を阻害してしまうことが起こります。

 

 

 

誤解のないようにいただきたいのですが

母性がダメと言いたいのではなく

また欧米のように父性が強いことがいいと

言いたいのではありません。

大事なのは「バランス」です。

 

 

 

どちらかに偏っていることが問題となり、

それがお子さんの成長を妨げることが要因となります。

 

 

 

前置きが長くなりましたが、

お父さんの役割は「断ち切る」力です。

 

 

 

お子さんの状態を見極めながら

「ここはあえて親と離れる方向に進めていく」と

考えて行動することです。

 

 

 

母子のつながりが強すぎ共存状態になっていると感じたときは

間に入り、それぞれが程よい距離感を維持できるように

取り持つ役割が求められます。

 

 

 

しかしながら、この役割を担うお父さんの力が

弱まっているとも感じます。

 

 

 

お子さんのことをお母さんに任せ

意見を言わず、大事なところで出てこない。

 

 

 

面談を促しても「自分より母親が出るほうがいい」と

お越しいただけない場合もあります。

 

 

 

不登校やひきこもり対応において

「どっちかが必要で、どちらかは必要ない」ということはありません。

「どちらも」必要なのです。

 

 

 

 

父親であることを「諦めない」

 

 

 

私も一人の娘の父です。

 

 

 

父性の意義を大事にと思っていますが

ときに「今二人のお母さん状態になっていないか?」と反省することもあります。

 

 

 

日本の社会において父性的な役割を担うのは

実は難しいことです。

だからこそ意識を持って

お子さんと向き合う覚悟が求められます。

 

 

 

それは決してお子さんを突き放したり

見捨てるということではなく

愛情を持ち、お子さんのことを尊重し、

お子さんの自立を信じた上で、

親と離れることを提案する勇気です。

 

 

 

私を含め世の中の「お父さん」は

この役割から逃げないようにする必要があります。

 

 

 

父親であることを諦めないでほしいです。

 

 

 

お父さんたちにとっては耳が痛い話だったと思います。

 

 

 

けれどお子さんが自分の力で生きていく力を身につける上で

母性も父性も必要になるのです。

 

 

 

まずはこのことを覚えておいていただけたらと思います。

 

 

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