ブログをお読みいただきありがとうございます
不登校・ひきこもり専門カウンセラーのなかがわひろかです。
ひきこもりによる犯罪のニュースが流れると
「ひきこもり＝犯罪者予備軍」のように見られることがあります。
しかし実際は、ひきこもりよりもそうではない人の犯罪率の方が
圧倒的に高いのです。
今日は、世間の「誤解」についてお伝えしたいと思います。
ひきこもりは犯罪者予備軍か？
ひきこもりをしていた人が犯罪を起こすと
メディアはこぞって報道合戦になります。
本当はひきこもりではない人が犯す犯罪の方が
圧倒的に多いにも関わらず
「ひきこもり」という理由で「社会の闇だ」と言わんばかりに
報道が加熱します。
そしてニュースを見ている人はこう思います。
「ひきこもりをしていると犯罪者になっちゃうんだな」
テレビやネットで騒ぎ立てられると
「ひきこもりの犯罪は増えている」と
錯覚しそうになります。
何も考えずニュースを見ていると
そんなふうに感じてしまうこともあります。
ひきこもりは犯罪者予備軍ではない
冒頭にもお伝えしたように、
ひきこもり経験者が犯す犯罪と
そうでない人の犯罪では
断然そうでない人の方が数が多いのです。
少年犯罪と同じで、
10代の若者が犯罪を起こすと
メディが大々的に取り上げるので、
「少年犯罪は増えている」と錯覚します。
私が10代の頃は神戸市児童殺傷事件がありました。
「若者はキレたら怖い」と言われていた世代でした。
けれど私の周りでも「キレたら怖い人」なんて
まずいませんでした。
メディアの報道の仕方によって
私たちはまるでその情報が「増えている」と錯覚してしまいます。
ひきこもりに関連するニュースも同じです。
ひきこもりを経験している人の大半は
犯罪を犯すことはありません。
子どもが犯罪者になると思わなくていい
ひきこもりの事件が起こると、
「うちの子も犯罪を犯すのではないか」
と不安になられる親御さんもいらっしゃいます。
先に述べたように、それはまずありません。
だからお子さんのことを不安に思わなくていいのです。
むしろ親に自分が犯罪を犯すと思われているとお子さんが感じると
その方がお子さんはつらくなります。
ネットではひきこもりが叩かれても
親だけは自分を信じてほしいと思います。
もしお子さんが自暴自棄になっていたら
「あなたが犯罪を起こすなんてこれっぽっちも思っていない」と
言ってほしいと思います。
それほどまでに親に信じてもらえているということは
大きな安心感につながるのです。
メディア情報に惑わされず
お子さんのことを信じてほしいと思います。
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