NHKの72時間という番組が好きで毎週録画して観ています。
だいぶ以前のものになりますが、
「どろんこパーク」という神奈川県川崎市にある
子どもたちが基本的に何をやってもいい遊び場が
特集されていました。
どろどろになりながら、「やってはいけないこと」を最小限にし、
子どもたちは遊び「まくり」ます。
最初は「へえ、こんなところいいなあ～」くらいの軽い気持ちで
観ていたのですが、
「いじめられて、死にたいと思っていたときにここに来て癒された」
「学校にはいけないけれど、ここでは生き生きと遊んでいる」
「『死ね』と言われ続けて、学校に行くのが怖くなった」
という子どもたちも登場しました。
学校に居場所がなく、「死にたい」と小学生が感じてしまう。
けれどその衝動を踏みとどませる場所が、そこにはありました。
学校の外に、このような居場所があることで
救われる子どもたちがたくさんいます。
いじめがあっても学校が対応しないことも
いまだにあることです。
大人が思っている以上に
子どもたちは行き場所を失っています。
そしてそれは「生き場所」を失うことにもつながります。
この場所があって良かったと思う反面、
学校という場所が、子どもたちにとって
「危険な場所」になってしまっていることが
見ていて苦しい気持ちになりました。
学校に行きづらい子どもたちの居場所は
全国的に大きな広まりを見せています。
フリースクールに行くことで、
学校の出席になる場合もあります。
こういった居場所を作られている方々に
本当に頭が下がる思いです。
費用もかかるのですが、しかし維持するのが本当に大変なのです。
そんな中でできるだけ学校に遜色のない設備を作り
一方で学校では体験できないことができるという特色を出しながら
運営するのは、生半可な気持ちではできません。
子どもたちが「生きることを諦めない」場所が
あることは、学校だけが全てではないことを
教えることにもなります。
一方で、
学校が安心できる場所でなくなっていることに
強い憤りも感じます。
学校に要望しても、先生たちにケアしてもらえないこともあります。
いじめがあっても、何も対応してもらえず
自死を選んでしまう子もいます。
先生たちが置かれている立場も劣悪です。
問題が起こっても担任にだけ任せ、
上司が関わろうとしない。
授業準備をしたいのに、書類仕事で忙殺されて
遅くまで残り、そして翌朝は早朝から学校に行く。
先生たちの置かれた立場も尊重しないと、
子どもたちのケアなんて行き届くわけがないのです。
学校に適応できない子どもたちがいるのも事実です。
けれど、学校とは、
いろんな子どもたちが来る場所であり、
多様な価値観を知ることのできる場所でもあります。
だから、もっともっと学校が
安心できる場所にならないといけないのです。
先生たちの待遇改善、
そして子どもたちのケア、
学校に行くことで心がすり減る世の中は
やはり間違っています。
学校に来れない子を「来なくてもいいんだよ」
という「だけ」ではダメなのです。
そういった子どもたちにまた来てもらうように
どうすればいいか。
先生方にこのことを考えられる余裕を作ることが
先決なのでしょう。
＼毎日更新中！／
2023.03.25（土）20:00〜22:00 オンラインセミナー
「人「万」倍繊細な子どもたち〜HSP・HSCの向き合い方〜」
日程 ：2023年03月25日（土）
時間 ：20:00〜22:00（10分前からご招待いたします）
使用ツール：zoom
参加費：1,000円（税込）
定員 ：先着10名様
ご予約締め切り：2023年03月24日（金）23:59
お申し込み：ご参加をご希望の方は、下記のお問い合わせよりご連絡ください。
【初めましての方へ】
【心理相談について】
不登校やひきこもり、発達障がいを抱える方のご相談をお受けしています。
ご相談は対面形式はもちろん、オンラインを活用し、全国また海外からもお受けしております。ひきこもり・不登校の心理相談、ならびに学習サポート以外のご相談（うつ病・パニック症・強迫症・HSP／HSCなど）もご連絡ください。
【小冊子プレゼント中！（非売品）】
LINE公式アカウントではひきこもりや不登校に関する
お役立ち情報をお送りしています。
↓↓ご登録はこちらからお願いいたします！
▶︎ご相談内容（ホームページにリンクしています）
▶︎ご相談者様の声
