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不登校状態が続いたお子さんも、

家庭の中で元気に過ごせるようになり、

家事や勉強にも取り組めるようになったら、

この辺りで「学校」について

再度一緒に考えるようにしてみましょう。

 

 

「再度」と言ったのは、

一度は学校のことについても話し合っていると思います。

そのときは「絶対に行かない」と言っていたかもしれません。

 

 

しかし時間が経つことで、

お子さんの心境にも変化が現れます。

そこで改めて学校について話し合うようにします。

 

 

当初は頑なだった考え方にも

変化が現れるようになります。

家の中で一人で過ごすことにも

「飽きて」きた頃でもあります。

 

 

「行ってもいいかな、でも不安だな。」

というのがお子さんの本音ではないでしょうか。

 

 

ここで提案するのは

「暇つぶしに学校に行ってみるのはどうだろう?」という言い方です。

 

 

学校は「行かなければならないもの」と考えていた状態が

休むことを通して、

行かなくてもできることはたくさんあることを学びます。

けれど、基本的に一人で過ごすことが多くなり、

だんだんと「暇」を感じるようになります。

 

 

暇を埋めるようなものの選択肢の1つに

学校を入れるようにしてみるのです。

 

 

疲れたら休めばいいし、

昼から行っても、早退してもいいし、

保健室や別室でもいい。

ゆるい状態からスタートするように提案してみます。

 

 

もちろんここで学校以外の

フリースクールなども選択肢に入れます。

 

 

柔軟な選択肢を持った上で、

「暇つぶしに行ってみるのはどうかな?」と提案してみるのです。

 

 

実は十分に休めたお子さんは、

「行ってもいいかな」という思いは持っています。

しかしやはり不安もあるし、「行かない」と言った手前もあるので、

自分からは言い出しにくいこともあります。

(逆に自分から言い出した場合は、提案する必要はありません)。

 

 

親から声をかけてみて、

しばらく様子を見るようにします。

時間は少しかかりますが

「行ってみようかな」という発言が出てくるようになるでしょう。

 

 

そのときにすぐに食らいつくのではなく、

「わかったよ。先生にも言っておこうか?」くらいにとどめて起きます。

行くといってもいざ当日になるとなかなか一歩が出ないこともあるからです。

「朝の感じで決めたらいいよ」と伝えておくと

お子さんも安心できるでしょう。

 

 

そして実際にお子さんが行ったら、

担任の先生と連絡を取りその日は気にかけてもらうようにお願いしておきます。

 

 

多くの場合一度学校に行くと

思ったほど怖いところではないことに気づきます。

むしろ楽しい気分で帰ってくることが多いです。

ただ疲れているのは事実なので、

一日行ったら二日休むくらいの気持ちでいましょう。

担任の先生にもその旨は伝えるようにしておきます。

 

 

クラスに入る場合もあれば、

最初は校門で先生に出会うというところからスタートすることもあります。

この場合も事前に先生に伝えておいて

校門より先には行かない、時間は5分までというのを守るようにしてもらいます。

先生からすると久しぶりに来てくれると嬉しいので

「職員室まで来る?」と言って来る場合があります。

善意での言葉なのですが、お子さんにとっては

約束が違うことになります。

焦らず、まずは少しずつからというのを共有してもらうようにします。

 

 

学校に通い出したからと言って、

スムーズに毎日通えるわけではありません。

 

 

1週間くらい休むなんてことも十分にありえます。

あくまで「家にいる時間で暇を感じたときに、暇つぶしで学校に行くんだ」という気持ちを親も持つようにしておきましょう。

 

 

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