人の考え方には「くせ」があると言われます。

完璧主義の人もいれば、

些細なことが気にならない人もいます。

十人十色とはよく言ったものです。

人それぞれ考え方は異なるものです。

 

 

ただ、「1つのことを大きく膨らませすぎてしまう」思考の方は、注意が必要です。

というのも、起こった事実以上に問題を大きく捉えすぎて極端な考え方をしてしまうことがあるからです。

 

 

例えば、テストで一科目だけ悪い点数を取ったとします。

他の科目は問題なく高得点にもかかわらず、

 

 

「こんな点数を取ってしまった。

もう勉強は自分には向いていない。

高校も、大学も大したところに行けない。

そうなったらいいところに就職できない。

そもそもこんな詰め込みの教育を進める日本の教育がおかしい。

他の国と比べたら、自由がなさすぎる。

こんな国の学校なんて行く価値がない。」

 

 

と考えてしまうことがあります。

 

 

実際に起こったことは、

一科目だけ自分が納得いく点数を取れなかったということです。

しかしよくよく見てみると

全体的に難しく、平均点も低かったかもしれません。

そう考えるとよくできている方かもしれません。

 

 

また、たまたま苦手なところが出ただけかもしれません。

本来は、「今回はイマイチだったけれど、次はまた頑張ろう」でいいのです。

しかし、たった1つの(自分にとっての)失敗から、「日本の教育システム」の話まで飛躍しています。

 

 

こういった例は極端だと思われるかもしれませんが、1つの失敗から大げさなくらい話を大きくしてしまう方は実際にいらっしゃいます。

 

 

こんな場合は、まず「本当に起こったことは何か」について問い直します。

事実を把握した上で、日本の教育論の話まで行くのは飛躍しているということを客観的に認識してもらうようにします。

 

 

その上で、思考が飛躍してしまいそうなときは

頭の中で「ストップ!」と声をかけて、

止めるという訓練を取り入れることを提案します。

 

 

このように飛躍してしまう方は、

起こった事実に目を向けるようにしていただきます。

 

 

そうしないと本来改善しなければいけないポイントを放置することになってしまうからです。

 

 

話をすぐに飛躍させてしまう方は、

まずその癖があることを認識するようにしましょう。

その上で「実際に起こったことは何か」に注目するようにしてみましょう。



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