「選挙に行っても、自分一人の票では、何も変えられない。だから行っても意味がない。」
選挙に行かない人の意見として
おそらく一番多いものではないでしょうか。
自分の一票くらいでは、何も変えることはできない。
だから行く意味がない。
選挙は本人の意思によるものです。
行く行かないの是非については、個人の考え方になるので、
私から意見は言いません。
ただ、「どうせ自分には何も変えられない」と思うか「もしかしたら何かできるかもしれない」と思うかには大きな違いがあるということです。
「どうせ」と考える方は、
おそらく何かに挑戦することが少ないと思います。「どうせやってもできるわけがない」そんな風に考えます。
しかし「もしかしたら」と考える人は、
「やっても何も変わらないかもしれないけれど、もしかしたら何か変化を起こせるかもしれない。」と何事にもチャレンジします。
やってみて実際何も変わらないこともあるかもしれませんが、それでもそれはやったことによって明らかになったことです。
その瞬間は変えられなくても、その後大きなうねりにつながることもあり得ます。
行動したからこそ、何かにつながる可能性は大きくなります。
しかしやらなければ、その可能性もなくなります。
「自分にもやったらできるかもしれない」と感じる力のことを「自己効力感」と言います。
バンデューラという人が提唱しました。
これが高い人は、何事にも精力的に取り組みます。
失敗も多いですが、チャレンジの量が多いので、
成果を出しやすいのもこの人たちです。
一方で低い人は、「どうせ自分なんか」と考えるため、チャレンジが少なくなり、失敗も少ないけれど得るものも少なくなります。
また上手く行かないことがあったら
「やっぱりできない」と自信を喪失し、
落ち込みうつ状態になる場合もあります。
自己効力感は、本人の気質にもよりますが、
育てられた環境にも大きく影響を受けます。
身近な例では、受験勉強に現れます。
自己効力感が高い人は、
「今は成績が低いけれど一年やったらなんとかなるかもしれない」と
自分に期待できます。そのため日々の勉強にも地道に取り組み、結果成果につながります。
一方低い人は「どうせやっても無駄だ。落ちるにきまってる。」と考えるので、
日々の勉強も投げやりになります。
継続的に学習ができないので、当然結果にもつながりません。
私はカウンセリングとともに学習コンサルティングも行いますが、
この自己効力感の違いは本当に大きな違いになります。
実力はあるのに、「どうせ自分なんて」と感じてしまい継続できないのです。
では、どうしたらいいのか。
大事なことは「自分にもやってできるかもしれない」と感じられることです。
そのためには小さなことでもいいので成功体験を持つことです。
努力して達成したことがなかったか。
どうせダメだと思いつつも、上手く行った経験がないか。
ないならば、これから経験して行くことが大事です。
ただ実は、成功体験は誰にでもあるものです。
しかし人は、自分が思うように自分を見ます。
「どうせ自分なんて」と思う人は、
何もできない自分のことばかりが見えてしまうのです。
一度立ち止まって、「やってできたことはないか」について検討してみるのです。
必ず、絶対、あります。
そのときにどうして頑張れたのか。
そのことを振り返ってみるのです。
その気づきを得ることが、一歩になります。