学校においても、

職場においても、

他者とコミュニケーションをとることが

苦手の場合、

まず「挨拶」から始めることを提案します。

 

 

「おはよう」

「こんにちは」

「お疲れ様です」

「また明日」

「バイバイ」

「いってらっしゃい」

「お帰りなさい」

 

 

まずこれらのことが言えるように

チャレンジしてみます。

 

 

どうして挨拶がいいかというと

挨拶というのは

「今あなたがそこにいることを私は認識しています」

という証明になるからです。

つまりその人の存在をちゃんと受け入れていますよ

というメッセージになります。

 

 

自分のことを受け入れてくれている人のことを

悪く思うことはあまりありません。

ただの挨拶と思われるかもしれませんが、

自分からする挨拶はそれだけの力を持っているものとなります。

 

 

そしてこれは、親子の対話の糸口を掴むためにも有効です。

 

 

長年お子さんと話をすることがないご家庭もあります。

あるご家庭では「息子の声を忘れました」というくらい

対話によるコミュニケーションが何年も取られていないということがありました。

 

 

もちろん話をしなくても人は生きていけます。

ただそこには「人に存在を受け入れてもらっている」という

リアルな存在感を得ることができません。

やはり「話をする」ということが必要なのです。

 

 

ただ長年話をしていない関係で

いきなり今日見たテレビの話をするのも難しいです。

そこで使えるのが「挨拶」です。

 

 

まず「おはよう」からです。

そして「おやすみ」からスタートしてみましょう。

 

 

そこから「今日はいい天気だね」

「今日の晩御飯は○○だよ」というように

話す内容を増やしていきます。

 

 

日本におけるひきこもりの第一人者である斎藤環先生は

挨拶の際にこのようなポイントについても指摘されています。

 

「挨拶をするさいにはコツがあります。

言葉に出さなくてもいいので、心の中で「今日も元気でいてくれてうれしい」

「生きていてくれてありがとう」という言葉を呟きながら、挨拶をすることです。

大げさなようですが、そうすることで、挨拶の肯定的なトーンが伝わりやすくなると思います。」

(「中高年ひきこもり」より)

 

「いやいや、こんなことできない」と思われる方もいるかもしれませんが、

心の中で唱えてみるだけのことです。

中には「本気でそんなことは思えない」と思われる方もいらっしゃるでしょうが、

まずやってみましょう。

本当にそう思えないことはきっとありません。

お子さんのことが大事だから心配もするし、腹立たしくもなるし、葛藤もするのです。

だからきっとできます。

 

 

気持ちを込めて伝えることで

言葉に思いが「乗り」ます。

思いが乗った言葉は、相手に響きやすくなるでしょう。

 

 

たかが挨拶と侮る勿れ、です。

するとしないとでは雲泥の差があるものです。

最初は照れるかもしれませんが、すぐに慣れます。

まずは「おはよう」「おやすみ」から始めてみましょう。

 

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