この事業をはじめたとき、

一つ思っていたことがあります。

 

 

「学校に行っていないからといって、損をすることがないようにしたい」

ということです。

 

 

ご相談をお聴きしていると、

「とにかく学校に行けるならどこでもいい」

「アルバイトでも働いてくれたらそれでいい」

というお話が親御さんから出てきます。

 

 

一見お子さんを考えての思いなのでしょうが、

お子さんが聞いたらきっとこう思います。

「ああ、親はもう自分の人生に期待していなんだな」

 

 

不登校だから、学力も低く、

進学校は無理で、

大学も無理で、

正社員として働くのも無理で。

そんな風に諦めているんだな。と。

 

 

学校に行っていないことで、

人生のいくつかのことを

諦めなければならないのでしょうか。

 

 

私自身、中学生の頃不登校を経験しました。

しかしだからと言って

何かを諦めようとは思いませんでした。

中学は行けなくても、高校は行く気でしたし、

学校に行っていたらできないことをやろうと

音楽理論の本を手に、勉強もしていました。

「学校に行けていないから、といって損をしたくない」

という思いを持っていたのだと思います。

 

 

その思いがあるので、

今でもお会いする方々に対して

「諦め」という思いは持っていません。

 

 

実際、高校をやめた方も、勉強をして、

誰もが知っている大学に合格された方もいます。

 

 

学校に行けなくなったから、

中退したから、

だから「諦める」ことは

私は違うと思っています。

 

 

むしろ人と違う経験をしていることは

必ず武器になります。

大学に合格されたある人は、

「ひきこもっていたことは、自分の『売り』です」

とおっしゃっていました。

 

 

もちろんその状態になるまでは

簡単なことではありません。

ご本人の努力も必要です。

 

 

ただ、学校に行けない=できないことが増える

という考えで何かを諦めてしまうのは

「ちょっと待った」と言いたいです。

 

 

学校に行っていないことで

引け目を感じることもないし、

人生を諦める必要もありません。

 

 

もちろんすぐにはそうは思えないと思います。

今は諦めの気持ちが強かったとしても、

もう少し元気になってきたら、

このことを思い出してほしいなと思います。

 

 

 

 

 

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