人に何か言われたり、されたりすると

「自分はだめな人間だ」と考え

落ち込んだり、苛立ったりするという方もいらっしゃいます。

 

 

しかし一方で、

同じことを言われたりされたりしても

何も動じない人もいます。

 

 

同じような状況にいるにもかかわらず

受け止め方が異なります。

 

 

その理由は、その人が生まれ持ったものや

育った環境というものが考えられますが

大事なことは「自分はだめな人間だ」と思うのも

「そうではない」と思うのもどちらも「主観的なもの」ということです。

 

 

はっきり言ってしまえば

「考え方次第で行動は変わる」ということになります。

「自分はだめだ」と思うと元気がなくなりますが

「自分はよくやっている」と思えると、落ち込むことは少なくなります。

 

 

確かに「それはわかってる。しかしそう思えないから苦しいんだ」

というご意見もあると思います。

 

 

ここで、今日は少しでも自分の考えが

良い方向に捉えられるようにする方法をお伝えしたいと思います。

 

 

それは「逆転法」を用いたものです。

 

 

例えば「自分はだめな人間だ」と考える方は

全くその逆のことを考えてみるようにします。

「自分はよくやれている」や、もっと単純に

「自分はだめな人間ではない」でもいいです。

 

 

そして「自分の考えの逆のことの『根拠』をあげる」のです。

 

 

「自分はだめな人間ではない」ということの

「根拠」について考えてみるようにするのです。

 

 

・何事にもチャレンジするところがある

・落ち込んでも、這い上がる力を持っている

・今もこうやって、なんとか自分を奮起させるために考えることができている

 

 

というようにです。

 

 

先ほども言ったように

「だめな人間だ」と思うのも「そうではない」と思うのも

主観的なものであり、

どちらも実は「本当」なのです。

 

 

ということは、「だめな人間だ」という理由も

「そうではない」という理由も「必ず存在する」と考えられます。

 

 

無理に考えを変えるというよりも

自分の中の「よくやっているところ」を探してみる

という作業をやってみるのです。

 

 

これは認知行動療法で言う「反証」の部分になります。

この部分をわかりやすく私なりにアレンジしています。

 

 

自分の考えを逆転させて

その理由を考えてみること。

 

 

ぜひ一度試してみてほしいと思います。

 

 

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