不登校を経験されたお子さんが
学校に行き出したり
進学されたりすると
親御さんとしては
ほっとする反面新たな不安を
持たれるようになります。
それが「未来に対する不安」です。
未来といっても
そう遠い話のことではありません。
「また学校を休み出したらどうしよう」
「せっかく高校(大学)に入れたけれど、また行けなくなったらどうしよう」
という比較的近い未来の心配です。
これはほぼ100%みなさんが持たれるようになる悩みです。
未来のことなので
まだ起こっていないことです。
「起こっていないことを悩んでも仕方ないのですけどね」
とおっしゃります。
しかし、起こっていないからこそ
想像が進み、つい色々と心配してしまうのです。
これは悪いことではありません。
起こっていないことを悩んでもしょうがない、
とも私は思いません。
確かに起こっていないことですが
起こる可能性はゼロではありません。
特に一度不登校を経験されていると
そうではないお子さんの親御さんに比べて
心配の種は大きいものです。
なので、しっかり心配してください。
そしてせっかくなので
「未来の行動シナリオ」も用意しておきましょう。
「行動シナリオ」とは
「もし○○が起こったら、このように行動しよう」
というものです。
例えば、学校に行き出したお子さんが
「今日は休みたい」と言い出した時の
シナリオを事前に用意しておくのです。
イメージは4コマ漫画のように、です。
シナリオの例としては
もし「学校を休みたい」と言われたら・・・
①まず「そうか」と伝え、「どうかしたかな?」と穏やかに尋ねる
②話をしてくれたら聴く。この時途中で遮らない。
③してくれないときは、本当に辛いときと捉え「今まで頑張ったから、この辺で一息入れようか」と伝える
④休むことが決まったら、のんびりとリラックスできるようにサポートする
というようにです。
さらに「続けた休みたい」という場合は
①カウンセリングの先生に相談する
というように、「さらに」の場合も考えておくのです。
困ったときにどうすればいいか、
という指針があれば
不安は大幅に軽減します。
「もし犯罪が起こっても、お巡りさんが助けてくれる」と
思えるから
私たちは安心して日々を暮らすことができます。
備えあれば憂いなし
とはうまく言ったものです。
シナリオはいわば「代替プラン」です。
困ったときにはこうしようと動くための行動プランです。
取り越し苦労だったな、ということであれば
それはそれで構いません。
お子さんのことの不安は
おそらく生涯尽きることはありません。
大学に行ったら「就職は大丈夫かな?」
就職したら「体調大丈夫かな?」
結婚したら「生活はやっていけるのかな?」
子どもができたら「子育てをちゃんとやれるだろうか?」
ずっとつきまとうものです。
そしてそれでいいのです。
せっかくなのでしっかりと心配してください。
心配で心配で辛くなってしまうときは
「行動シナリオ」を作っておけばいいのです。
これが心のお守りになります。
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