質問:


引きこもりと不登校の違いとはなんでしょうか?


お返事:


大きく分けると、学校に所属していて学校に行かない場合「不登校」となります。
あくまで「登校せず(不)」という意味だからです。


学校に籍を置いていない方は、「不登校」にはなりません。


「引きこもり」は学校への籍は関係無く、社会生活が困難な方のことを指します。
つまり、「不登校で家の中で引きこもっている」という状態はあり得ます。


学校に籍があり、学校に行っていない=不登校、
学校に籍が無く、家から出ない(出づらい)=引きこもり
という認識で良いかと思います。


あくまで定義の問題になるのですが、
不登校と引きこもりにはもっと大きな問題が隠されています。





立ち上がるきっかけがある不登校



不登校の場合学校に籍を置いているということが大きなポイントです。


たとえば中学から高校に上がるとき、
それが一つのきっかけとなります。


統計でも約8割の方は、中学時代不登校を経験していても、
高校に進学すると言われます。


新しい環境に移る「きっかけ」があると言えます。


ただ引きこもりの場合、このきっかけがありません。
25歳と26歳には大きなきっかけは無いのです。


だからこそ「きっかけ」を掴むのがとても難しいのです。


年齢が上がるほど社会の目が厳しくなる引きこもり



現在「不登校」という言葉は市民権を得ていると言えます。
中学生であれば1クラスに一人はいる計算です。


大抵の学生さん、またその親御さんは何らかの形で不登校に関わっていることになります。


またここ10年で支援も厚くなり、理解もされるようになってきました。


しかしながら引きこもりに関しては不登校と同じようには見られません。
というのも、引きこもりは年齢が高くなるからです。





引きこもりがもっとも多い年代が30代です。
一般的に30代と言えば、仕事も慣れ、家庭を持ち始める時期と捉えられます。
そのような「世間の意識」は根強くあるので、引きこもりの方に対する目は
まだまだ厳しいと言えます。


周りの目が厳しいので、
余計に「社会に出ること」に不安を覚えるようになります。


そのことが、また引きこもりを長引かせていきます。
これを「引きこもりスパイラル」と私は名付けています。





これも不登校との大きな違いとなります。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

このように、不登校と引きこもりにはその「期限」というものをポイントとして
大きな違いがあると言えます。


定義の違いというよりも、
実際に置かれている現状の問題点として「違い」を知って頂けたらと思います。


問題を発見することから、
改善策が生まれて行きます。


引きこもりに「期限」が無いなら、
それを設けるためにはどのような方策があるか。


それを考えることもサポートの大きなきっかけになります。

-----------------------------------------------------------------
▶不登校や引きこもりのお子さんの立ち上がり、
思春期、青年期のお子さんの進路についてのご相談は
お問い合わせ」フォームよりご相談ください。
ホームページはこちらです。
-----------------------------------------------------------------