人から「○○をしなさい」と言われたとき、言った相手がどんな人なら、人は言われたことを実行しようと思うでしょうか。


上司、先輩、学校の先生、親。シチュエーションは何でも結構です。少し考えてみてください。


置かれた立場にもよると思いますが、多くの方は「ちゃんと自分もやっている」人間の話に耳を傾けるのではないでしょうか。


たとえば、「仕事は常にスケジューリングをしっかりして取り組め!」と上司や先輩に言われても、その方たちができていなかった、あなたは素直に受け入れるでしょうか?


「遅刻はしてはいけない」「ポイ捨てはしてはいけない」と言っている人が、平気で約束の時間に遅れて来たり、ゴミを道ばたに捨てたりしていたら、素直に聴き入れることができるでしょうか?


前置きが長くなりましたが、子どもたちに対して親御さんが「勉強しなさい」「テレビばかり見るのをやめなさい」と言っても効き目が無いときは、このことを疑ってみる必要があります。


親御さんがお子さんに「勉強しなさい」と言いながら、隣の部屋でバラエティ番組で大笑いしていたり、電話で友達と長話していたら、子どもたちからすれば「なんで自分だけ勉強しなければならないの?」と思って当然です。


いくら「学生の本分は勉強だ!」と言ったとしても、自分はやりたくない勉強をし、他の家族は楽しいことをしてたら、それでモチベーションを上げるのは難しいでしょう。


こういった環境でもやれる子は、逆説的になりますが、言われなくてもやる子です。ですのでそもそも「勉強しろ」という必要がないわけです。


「子ども達に勉強に対してやる気を持たせるにはどうしたらいいか?」


答えは簡単です。


「親御さんも一緒に勉強しましょう。」


たとえば夕食後1時間何かしら資格などの勉強を親御さんがすると、子どもたちも、テレビを観たりゲームをしたりするのを躊躇うようになります。


その姿を見て「自分もちょっとやってみようかな」と思うようになったら、
いわゆる「内発的動機付け」ができた状態になります。
つまり本人の内側から沸き起こって来たモチベーションが出て来たということです。


これが出てくるようになることが、
勉強を意欲的にかつ継続的にできるようにするための秘訣となります。


御自身の勉強の他にも、
お子さんの持っている数学の問題集を見せてもらって「ちょっと解かせてくれ」とお願いしてみるといいでしょう。


中学生の問題であっても応用問題はなかなか難しい問題も出て来ます。
公式を忘れたりされている方も多いでしょう。



「こんなに難しいことをやっていたんだ」という気持ちを共有するだけでも、お子さんの心には響きます。


「勉強しろ」と言っても人はしません。
言うならばまず「ご自身が」お手本を見せることです。


これを続けることが、お子さんの勉強意欲を高める強い要因となると言えます。


とはいえ「忙しいから」と言ってしまいたくなるお気持ちも分かります。


けれどもしお子さんが「部活があって勉強できなかったんだ」と言った時、きちんとその言葉を受け入れていましたか?


忙しいのは理由になりません。


そんな中でも時間を見つけて学ぶ姿勢を見せることで、子ども達にもいい刺激になります。


まずは10分からでも構いません。


「勉強しろ」という前に、まず親御さんができることから取組んでみましょう。

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