不登校をされていたお子さんが、再び学校に行けるようになるときには、いくつか留意すべき点があります。

学校に行った→もう大丈夫!

ということにはまずなりません。

自信をつけながら学校生活に慣れていくためには、ご家族のサポートは欠かせないものです。

お子さんが学校に通われるようになったら、ご家族、特に親御さんに留意頂きたい点をお伝えします。


①学校を休む日があってもがっかりしない

それまで長期に渡って学校を休んでいた方が、皆勤賞を取れるくらい学校に通えることはまずありません。

遅刻したり、早退したり、また朝突然学校を休む日があったり、それが何日か続く場合もあります。

このようなことがあると、当然心配されますよね。また不登校になったらどうしようと思われると思います。

しかしながら、親御さんとしてはどんなことがあったとしても「ニュートラル」のお気持ちを持ってほしいです。「中立」という意味です。

学校には行ってもいいし、行かなくてもいい、というスタンスを取り続けて頂きたいです。

また、これまで行けなかったことが、できるようになっているということもきちんと認めて頂きたいです


②休日は勉強の遅れを取り戻すよりも、きちんと休む

勉強にあまり手をつけなかったため、学校の授業についていけない方は多いです。

休日や長期の休みになると、遅れを少しでも取り戻すために勉強を奨励される方もいらっしゃると思います。


しかしながら、学校に再び行き始めた際は、本人にも気づかぬストレスがかかっていると言えます。

勉強のことも悩ましいのですが、まずは身体が元気であることです。

よって、休みの日の優先順位は勉強ではなく「休息」です。

もちろんしっかり休んだ上でならば、勉強するということはやってもいいことです。

その際は難しいものよりも、基礎的な問題(自分が分かるところ)から始めることが大切です。

勉強は基礎がなければ何も始まりません。焦る気持ちを抑えながら、基礎的な問題を実行してくださいね。
自分が分かるところから勉強することのメリット



③学校との連携を密に取るようにする

担任の先生との連絡は密に取るようにします。

これまでの様子を(できれば書面に)まとめてお渡しになり、お子さんがどのような状況でここまで至ったかをきちんとご説明ください。

その上で、学校の課題などができない場合もあります。

特別扱いしてほしいということではなく、やりたくてもできない状況であるということをお伝えになってほしいと思います。

できるところまではやるので、その辺りを考慮して頂くように、学校とは定期的にお話し合いの場を持つようにしてください。


④カウンセラーや医師などの通院は継続する

よくありがちなのは、学校に行くようになった途端、それまでの医療的治療やカウンセリングを辞めてしまう場合です。

先ほども申し上げたように、学校に行くようになったから、何もかも元気になる、ということではありません。

むしろ特に行き始めの頃は、不登校をしていた頃よりもストレスがかかります

そのときに相談できる人がいないと、再び学校に行くことが辛くなることもあります。


治療機関やカウンセリングは、担当医などから「そろそろここも卒業しようか」と言われるまでは、ご継続頂きたいです。

それまで週1回だったものを月1回にし、2ヶ月に1回にし、半年の1回という形に徐々に減らして行きながら、卒業するようにしてください。

クローバー最後にクローバー

お子さんが学校に通われるようになると、親御さんとしても「やっと報われた」という思いを抱かれると思います。

しかし、すぐに元気になるということではなく、行き始めてからも、ケアが必要となります。

お子さんが学校を休まれると「また行かなくなるのでは」と不安にもなられるでしょう。

そんなお母さん、お父さん方も、サポートをきちんと受けて頂きたいと思います。

親御さんの心が安定していると、お子さんも困難に当たったとき、相談しやすくなります。

ご自身のケアも忘れず、ご継続ください。