不登校やひきこもりの方の家庭教師をしていて、
将来について考えたときに「芸術家になりたい」「芸能人になりたい」「歌手になりたい」
という夢を語られることがあります。

普通の大人でしたら、「そういうのは趣味でやりましょう。」などといったことを、
お伝えになるのかもしれません。

ただ、世間の一般とされる常識論をお伝えするよりも、
まずは真剣に一緒に考えることが大切です。

たとえばオーディションにはどのようなものがあるか。
どのような対策をしていったらいいか、など将来の夢を目標に変えて、
具体的なプランを一緒に作っていきます。

ときに子どもたちの方も、本気で思っているわけではないこともあります。
それでも、一緒にしっかりと考えてみるのです。

興味がないことだったら、やがて「やっぱり違うことをしたい。」と言って来られるでしょう。
それはそれで構いません。
一つのことを真剣に考えた結果、他の目標が見つかったなら、それはそれでいいんです。
また一緒に考えることで、それほど興味なかったけれど、「やってみる」と思ったら、
それはまたそれで構いません。

大切なことは大人も一緒になって、まず真剣に考えてみるということです。
おそらく多くの方は、この「考える」という作業を飛ばして、
結論を先に伝えてしまうのでしょうか。

そうなってくるとお子さんから将来のことについて相談してくる、
ということはなくなってきます。

「どうせこの人に言っても、自分の考えを押し付けてくるだけだし。」
と子ども達は考えるでしょう。

どんなことでも、一緒に真面目に考えてみること。
信頼関係はそのようにして成り立っていくのだと考えています。