不登校や引きこもりをされているお子さんを見て、
多くの親御さんは最初のうちは
「お子さんを変えよう」とされます。

「生活リズムを正しくしよう」
「とにかく半日でも学校に行かせよう」
「短期のアルバイトからさせよう」

しかしながらなかなかうまくいかないと思われている方も多いと思います。

心理学用語において、
「一次的コントロール」という言葉があります。

これは「まわりを変える」というものです。

お子さんの自身を変えさせようとするのは、
この一次的コントロールだと言えます。

しかしながら、お子さんを変えようと働きかけても、
おそらくその多くは不毛な結果になるでしょう。

大切なのは、一次的コントロールから、
「二次的コントロール(自分を変える)」という発想です。

お子さんに○○をしろ、というのではなく、
今のお子さんを受け止めるご自身について今一度考えてみる、ということです。

お子さんに対する、親御さんの気持ちをまず見つめ直すところから、
対応は始まると言えます。

とはいえ、このように言うと、
「自分の考え方は間違っていた」と御自身を責める方も多いです。

そうではなく、
なぜ自分はそのように考えるのだろうと思いを巡らせてみることが大切なのです。

そして、子どもたちはどうして自分が思うようにしないんだろうと考えてみます。

「どうして」の部分を考えていくと
子どもであっても一人の人間だと言うところに行き着くのではないでしょうか。
それぞれの思いがあって生きているということに気づくのではないでしょうか。

そうなったとき、
お子さんの意見を尊重する思いも出て来ます。

御自身の考えを変えろ言っているわけではなく、
お子さんの意見も受け入れた上で共に考えて行く姿勢が必要なのです。

そのために御自身の考え方にはどのようなものがあるかを
感じて頂けたらと思います。