自分の感覚を未だに、「正しいか・正しくないか」
自動的に、瞬時に考えてしまう。
ワタシはいまこういう感覚がした、
だけど、
誰誰さんはこう言ってたから…
これは見当ちがいなのかも…。
感じきれていないのかも…。
いつも「型」をさがしていた
ほかの人が作った型を。
歴史、常識、慣習、年齢、性別、時間…。
イマ、ワタシはナニにアテハマルんだろう?
あてはめたらいいんだろう…。
どれ…?
規律が好きだった
守ると心地よかった
「あの人」は褒めてくれた
「あの人」が誇るワタシでいたかった
たとえ会えなくとも
ワタシは「あの人」と共に在る、と…。
恥じないワタシで在りたかった。
規律は
ワタシと「あの人」をたしかに結ぶ糸だった。
型がほしい
規律がほしい
ワタシはわたしを縛らなければ
あの人と繋がっていたいの
途切れないで
行かないで
私のもとを去らないで
途切れないで
行かないで…
いま
わたしはただひとりで佇んでいる
足元には清らかな浅瀬が
しずかに揺れる葉が
太陽が月が
ただ在るだけ。
ないの。
いままでわたしのシンボルがないの。
経典も制服も肩書も
元きた道はどこ?
祖国は
家族は…?
自分のからだを見つめてみる。
これが、わたし?
過去も未来も誰も彼も、
すべてここにある、わたし。
鏡のなかのわたしはこちらを見ている。
これが、わたし…。
これから何を創ればいい?
何を創りたい?
自分の感覚で、生きること。
愛されて、生かされているような
すべての、
みなとともに在ることをただ、微笑みあうような。
そのなかのひとつである自分が感じていることを信じる…、
馴れない。
馴れなくて、くすぐったい。
まだ誰かに「あなたはこうだよ…」そうやさしく言われたい。
示してもらいたい
そんな名残は
あるけれど。
自分か欲することをありのままに認め、
そのままに描き出すこと
すでに描かれたものを認めること、
これからすこしずつ
なれていきたい。
