目を
醒ましたんだね
MOTHER
祈るように呼びかけても
うっすらと目を開いたかと思えば
「いまは、まだ」
と
再び夢の底へとゆらり
還って行った君。
まるで古代魚のようだね。
遥か昔
この星で生き、広い海を泳いでいた古代魚
かの大陸も沈んでいるのだろうか。
尾ひれが揺れるさまは
まるで幻。
MOTHER
そのすべてを識る君。
君が本気になれば、
愚かなぼくらの戯れなど一瞬で滅ぼせたのに。
MOTHER
君は
いったい
誰、なんだい?
きょうもぼくらの声をすべて、
すべて
聞きながら…
やさしくやわらかに
寄せてはかえす。