アフリカのマラウィでサッカー <その4 最終回:熱いぞ!マラウィサッカー> | Last More -斉藤泰一郎 ブログ-

Last More -斉藤泰一郎 ブログ-

Blog "Last More" since 2005
サッカー人として。

東南アジアでサッカー事業に取り組む日本人のブログです。

 

 

 

 

 

 

 

 

「Be Foward Wanderers」

( チームWeb チームfacebok )

 

マラウィ訪問の目的である

 

マラウィリーグの強豪チーム。

 

3年前から日本企業の株式会社ビィ・フォアードが

 

メインスポンサーに。

 

 

 

そのBe Foward Wanderersが

 

実は2017年シーズン絶好調。

 

カップ戦でチャンピオンになり、

 

リーグ終盤にはリーグ優勝もいけるのではという知らせが。

 

そしてこの今回の渡航直前のリーグ戦で

 

なんと念願のリーグ優勝が決定!

 

 

 

現地で諸々のミーティングが続くなか、

 

幸いにも自分の訪問のタイミングにリーグ最終節があり、

 

そこで優勝カップ贈呈のセレモニーあるとのこと。

 

では是非是非観にいこうじゃないかということで、

 

最終節&優勝表彰式を観に行くことになりました。

 

 

 

どこの国でもリーグ優勝は素晴らしいことですが、

 

アフリカでリーグ優勝なんて

 

アフリカンなノリも加わって陽気にかなり盛り上がるんだろうなー

 

と、以前のガーナの経験から想像はできていた自分。

 

日本の関係者からは

 

「何か起こるかわからないから気を付けてください」、

 

とちょっと警戒をこめた気遣いの言葉も。

 

 

 

現地では

 

「お祭りの中のお祭りになる」

 

「5時間の道のりを一日かけてもどることになる」

 

「とにかくとんでもないことになる。言葉で説明できない。

自分の目でみてくれ」、とそんな言葉が。

 

 

 

おいおいこれは一体どうなるんだ?!

 

 

 

ということで

 

最終節の行われる12月24日、

 

会場となる首都Lilongweへ一路向かいます。

 

車で移動すること約5時間。

 

試合会場へ到着。

 

 

 

 

スタジアム外からすでに中の興奮があふれだしており、

 

中に入ると試合前からスタンドのサポーター達は踊って歌って。

 

かなりの雰囲気ができあがっていました。

 

この時ばかりは対戦相手もチャンピオンを既に決めた

 

Be Foward Wanderersをリスペクトし、

 

選手入場時に整列して拍手で迎えいれて。

 

 

 

 

さあ試合と思いきや、

 

突然キックオフセレモニーに参加せよという展開になり、、汗

 

現地のVIPにまじって選手達とグランドで握手し、

 

そのままサポーターのいるスタンドに駆け寄って

 

記念のボールを蹴りこんでプレゼンとするという大役を。

 

 

いやこれって選手がやったほうがいいんじゃないのかなー

 

なんて思いながらピッチに入ったわけですが、

 

明らかに会場で唯一のアジア人。

 

嫌でも目立ってしまうえに

 

知らぬ間にスポンサーのVIPという扱いに設定され。

 

そんなこんなで結果的にはサポーターからはとにかく歓迎を。

 

なんとか大役を務めてほっとしました。笑

 

 

 

 

肝心の試合のほうですが、

 

基本的には内容に関係なく終始スタンドは盛り上がっているものの、

 

要所要所で素晴らしいスキルが見られると

 

さらに会場は沸いていました。

 

 

 

 

 

試合結果としては1-1の引き分けに終わったのですが、

 

そこは既に優勝が決まっているリーグ戦。

 

盛り下がるどころかそのまんまの勢いでリーグ表彰式へ。

 

これがもう凄いことに。

 

この時も自分はピッチに入らせてもらいましたが、

 

もしかして暴動になるんじゃないかとヒヤヒヤしておりました。笑

 

動画はこちら

 

 

 

チームはメダルを頂きトロフィーをかかげ、

 

サポーターとともに選手も歌い、踊り、叫び、喜び。

 

歓喜は延々と続きます。

 

動画はこちら

 

 

 

 

 

 

かくいう自分も会場に雰囲気におされつつも

 

徐々にチームの歓喜の輪に。

 

ご覧の通りかなりフィットしているかと。笑

 

 

 

 

そして、お祭りのなかのお祭りが

 

そう簡単に終わるわけがありません。

 

さらに盛り上がりが加速したのは翌日です。

 

 

 

試合会場の首都で一泊し、

 

ホームタウンのBlantyreにもどる車での帰途。

 

通りすぎる街々、村々で

 

サポーターが道路わきにたち歓迎と祝福を。

 

そしてチームの移動車両をおっかけてくるのです。

 

これがまたBlantyreに近づけば近づくほど群衆が大きく。

 

しまいには通常に運転することなどできなくなるぐらい

 

道路が群衆にかこまれ、

 

サポーターの駆け足にあわせて徐行しながら進むしかない状態に。

 

 

 

 

 

 

 

よく日本でもお相撲さんなどが優勝時に

 

車でパレードする風景がありますよね。

 

あんな整ったもんではありません。

 

グチャグチャで秩序がなく

 

事故がでるんじゃないかとヒヤヒヤ。

 

みんなどうやらお酒もはいってご機嫌。

 

車の窓をあけているとサポーターも

 

グイグイ顔や手をつっこんできたり。

 

なんだか暴動と紙一重じゃないかぐらい。笑

 

道中では牛乳をかけて踊ることで喜びを表すという

 

現地の風習もみれたり。

 

動画はこちら

 

 

 

やっとホームタウンのBlantyreについたころには

 

興奮なのか驚きなのか緊張なのか

 

色んなものに開放されてぐったりでした。

 

何時間かかって帰ってこれたのやら。

 

 

 

 

 

これ以上ないマラウィサッカーの熱源にふれ、

 

筆舌しがたい時間。

 

 

 

そのBe Foward Wanderersは

 

最近CAFというアフリカ大陸の大会に出場したことは

 

以前の記事で投稿させてもらいました

 

そしてここから

 

来る2018シーズンへの準備が進んでいきます。

 

またそのBe Foward Wanderersから

 

今季なんとJ3のY.S.C.C.横浜に移籍した選手が誕生という

 

嬉しいニュースもビックリマーク

 

 

 

 

 

熱いマラウィサッカーの今後、

 

またひとつ目が離せないサッカーに出会うことができました。

 

関係者の皆さんありがとうございました。

 

 

 

 

 

以上でアフリカ マラウィサッカーの

 

長編連載シリーズ?!は終了となります。

グラサン

皆さんお付き合い頂きありがとうございました。

 

 

アフリカサッカー、面白いですよービックリマーク