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からっぽ 8

『紫の章』 




健治と明美。

相も変わらず健治からたまに電話し、
その半分位の数のメールが明美から届く。

ある意味明美は忙しい。
二人の子を持ち朝から夜まで社員として働き人の目を盗みながら彼と会い、多い友人、ママ友とも会う。
でその隙間に健治だ。

ただここ一ヶ月明美の中の健治が占める割合は会う、会わないではなく高い。
誰にも打ち明けていなかった彼との関係。別居中の旦那とのこと。昔のヤンチャ過ぎる話(内容は自主規制)などなど。
一度話をしてしまうと聞き上手な健治へは
高い山の頂上からあたかも滑り落ちるように言葉が出てしまう。
聞いて欲しい、ただただウンウンとうなずいて欲しい。
私はやっぱり一人っ子だからなのかな?なんて自分を納得させようとしたり。

ママ友からのメール久しぶりに会わない?
昔皆で行った昭和記念公園にたまにはさぁ。

行く行くと返信し、あ、健治仕事かな?
早速メール。

すぐに返信。
『おー休みだ、行く!』
レスポンスが早すぎるのは嬉しいのやらと苦笑な明美。

当日は子供二人も連れ、
ますは健治が早々に到着。
子供と遊ぶために、とフリスビーとゴムボールも持参w

前に友人達との飲み会でも会っている子供達は『おー健治! 遊ぼう』とノリノリ♪
公園の広場でハァハァ言いながら駈けずりまわっている健治。
なんとも複雑な光景。
リアルにこういうことも悪くないな、なんて、私は悪い女ね。
休憩に来た健治に缶ビールを差し出ししばし談笑。
『なんかようわからんが貴重な経験だわー』 ふふ。

そろそろママ友も着く頃だわ。