僕は、今までの曲を録音してみようと思った。
それで、かなり以前に購入して、今は全然使っていなかった
SONYの、WALKMAN Professional WM-D6Cを探した。
WM-D6Cは、机の奥底にあった。
僕は、説明書を改めて読んでみた。
録音するには、コンデンサー・ステレオ・マイクロフォンがいる。
僕はすぐに楽器屋に行った。
今、在庫が無いとのことだったので、注文をして帰ってきた。
数日後、マイクが届いた。
ヘッドフォンをつけて、一時停止ボタンを押した。
準備完了。そして、録音ボタンを押した。
ヘッドフォンから、
今までは聴こえなかった部屋のかすかな音も聴こえてきた。
僕は、Guitarを鳴らしてみた。
僕は、驚いた。
ヘッドフォンから聴こえるGuitarの音に。
『なんか、すごい。』
僕は、歌ってみた。
『こんな声だったっけ。』
彼女が言ったように、僕はハスキーな声だった。
一時停止ボタンを解除した。
僕は、『~言葉~』を歌ってみた。
♪愛のない世界~
♪~きみをアイシテイル~
停止ボタンを押した。
カセットテープを巻き戻して、再生ボタンを押した。
確かに彼女が言ったように、流れるような感じのメロディだった。
自分で感じていたのと、少し違っていた。
それから、すごく良い録音状態に驚いた。
『生演奏をここまで録音してしまう、ものすごいマシーンだ』と思った。
今でも、ネットオークションで高値で取引されている理由がわかった。
無理だとは思ったけれど、
『彼女に、このTapeを届けたい。』と僕は思った。
彼女に出逢えたこと。
僕の中では奇跡だ。
そして、ほんとうにいつか彼女に逢えたらと・・・
♪僕たちは・・・逢えるのかな? いつか どこかで