コラァ、白か黒かはっきりせんかい...その4 | LASTHOPEへようこそ

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4月から5月にかけてのこの季節、

渓のアマゴやイワナは、

だんだんとサビを落として綺麗になっていきます。


厳しい冬を通り越して、

妖艶になった別嬪しゃん達が揃って、

こっちへいらっしゃい、などと誘ってくれるものだから、

 ハイハァーイ、すぐに行きまぁ~す、

なんて鼻の下を伸ばしながら、

いそいそと渓へ通うことになります。


一方、この季節はバチ抜けのシーズン、

グッドサイズのシーバスがバチに狂う、

年に一度のお祭りですので、

 わっしょい、わっしょい、お祭り大好き、

などと燃えながら、

こちらにも行かないわけにはいかない。


体が3つぐらい欲しいところです。


魚が回って来なかったので、

オカッパリ誰でもOK、革靴でもどうぞどうぞポイントで、

痛恨のボの字になった翌日のこと。


店の営業を終了して、

ヘトヘトになって帰ってきますと、

なにやらプーンと良い匂いが...


おやおや、

てんぷらの準備がしてあります。


おまけに嫁の奴、

 白も黒も両方やろうと思うのだけど、

 てんぷらにすると色が飛んじゃって、

 綺麗に見えないかもしれないから、

 ちょっと衣を薄くしましょうか...


なんて言ってくれて、

今夜は協力的です。


ちょいと前に、ブログを始めたことを

こそっと漏らしたものだから、

なにか自分の悪口を書かれると

まずいっ、と思ったのか...


それとも、

毎日ヘトヘトになって帰ってくるオイラを

ちょっと可哀想に思ったのか...


いずれにしてもラッキーです。

シゲぽん殿、激賞のてんぷらに

もうすぐお目にかかれるのですから...


で、先日買ってきた白と黒の舞茸の

てんぷら加工前はこちら、



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これをてんぷらにしますと、



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色が飛んじゃうのじゃないかと思いましたが、

嫁の腕が良いおかげか、(ここでよいしょしておいて)

案外綺麗に出ております。


それに衣を薄くの作戦は大成功で、

舞茸の香りを邪魔しない。

白も黒も、香りが素晴らしく、

口に入れた瞬間に、ふわっと香りが立ち昇る、

いやぁ、絶品でした。


ちなみに、白と黒のどちらが美味しかったかといえば、


たとえば、香りマツタケ、味シメジなどと申しますが、

オイラにとっては、白がマツタケで香りが良い、

黒がシメジで味がさらに優れている、

こんな感じだったのですが、


後から箸を伸ばした嫁いわく、

白のほうが甘い、

などといいますので、

結論はどちらも美味しい、

白黒優劣なし、

そんな感じでした。


なお、舞茸のてんぷらは、

絶対に塩で食べることをオススメします。

天ツユなどで食べても美味しいのですが、

塩で食べるとさらに味が引き立ちます。


よく豆腐の好きな方が、

味を邪魔するから、豆腐には何もつけず、

塩だけで食べる、などとおっしゃいますが、

舞茸のてんぷらもそんな感じ。

塩で食べますと、

この舞茸がいかにおいしいのか、

本当に良くわかります。


ところで、

高級なてんぷら屋さんでコースを頼みますと、

最後の締めに出てくるのが ”天茶” 、

そう、掻き揚げなどをご飯の上にのせてお茶漬けにする、

あのてんぷら茶漬けです。


今夜の我が家の締めは、もちろん ”天茶”、

嫁が気を利かして掻き揚げも作ってくれたので、

ごらんのように舞茸てんぷらと掻き揚げが、

仲良く茶碗の上にのってます。



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高級なてんぷら屋さんでは出汁をかけてくれますが、

普通のうちではそれはちょっと大変な作業、

嫁にそこまでは要求できませんので、

今夜の我が家はこんなものをかけました。



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左のコース、あなったとたべったい~

右のコース、これでインスタントかい~


で、どちらがどうだったかといえば、

左のコースやや有利かも...


というよりも、

右のマツタケコースは、袋の中にマツタケの

香りが入っておりますので、これに舞茸の香りが

負けちゃって、香りが飛んじゃいます。


左のお茶漬けコースなら、舞茸の香りが

そのまま残りますので、

今夜の締めは、お茶漬けコースの勝ち!


ということで、最後に白黒がつきました。


あぁ美味しかった、ご馳走さまでした。


(ブログは夫婦和合の妙薬ですぞ、

 倦怠期の皆さん、隙間風が吹き始めた皆さん、

 一緒にブログをやりましょう、おもしろいですよ。)