明けましておめでとうございます。
若い頃,貧乏だった。
24歳で結婚して、25歳で子どもを産んだのだけれど、愛さえあれば
全てのことを乗り越えられると信じてた。
(近くの大杉神社にお参りに行ってきましたよ。)
でも、それは二人だけで生きている時であって、子どもが生まれると互いの価値観が少しずつずれていった。
お金というテーマが子育ての中では大きくのしかかってきたからだ。
二人だけならボロアパートに住もうが、別に気にすることもなかったのだけど、子育ての中では、「人並みの幸せ」を追いかけて生活を営んでいくことが大切なように思われた。
それが私を成長させたのだけど、相手は「二人だけの幸せ」から卒業ができなかった。「何故,僕たちは出会った時のままではいられないの?」
「出会った時のままでいられない。だって子供ができたのだから。。二人の生活でなくなった。」
彼は優しかった。
結婚生活でもいつも私を大切にしてくれた。しかし、子どもは二の次だった。
私は子供時代に親に虐待され育った。
施設に捨てられ、4歳で迎えにはきてくれたが親子の関係は愛情が他人に向けられるもの以下となっていた。
長い間,母親が私に他の姉妹と同じように扱わなかったその愛を私は子どもが泣くたびに幼い自分と投映させてしまっていた。
若い夫の優しさが頼りないものに思えて、信用できなくなっていた。
私も若かった。
子供時に傷ついた部分を理解するには
彼は23歳で若かったし、私は24歳でやはり若かった。
結婚して直ぐに子どもができたものだから、この壁を乗り越える準備に時間が足りなかった。
私は崖があって、子どもと夫のどちらかを助けなければならない時、夫の手を離してきた。
そうやって子どもを優先させてきたけど、
今ではそれなりに夫に寂しい思いをさせ、辛い思いをさせてきたことを悲しんでいる。
埋められない時間が誰にでもあるだろう。
男性の優しさにうまく答えられなかった自分であったことにいつも私は苦しんでいた。
だから私は今でも働かなくてはいけないこの道を選んでしまったのだろうなぁ。。
御免なさい。
私を愛してくれた時間に感謝してます。