土曜が判定日で、陰性になってから

週末は好きなもの食べてのんびり。

生理来るまで病院に行くこともないし

生理が来たら次の周期について考えようと

ちょっと気楽になっていた。

そんな中、日曜の夕方

いつも読んでるスーパードクターの

ブログが更新されていたので何気に読んだ。


内容は、

44歳の方からの質問で

採卵して体外受精を続けたいけど

身体や経済的負担を考慮して

ステップダウンも視野に入れている、

そこで人工授精での通院が可能かどうか、

また年齢を考慮すると何回を目処にすべきか、

というような内容だった。


私も同じような状況だし、タイムリーな質問。

もちろん人工授精は可能ですっていう

先生からの回答を予想していたんだけど、

実際の先生の回答は、

43歳以上の方の人工授精での妊娠率(生産率)は

ほぼゼロというデータがあるので

それを認識した上で治療をするなら問題ない

というようなものだった。


それを読んだ瞬間

地獄に突き落とされたような気持ちになった。

44歳っていう年齢を考えると

わかってるよ、確率が低いことは。

分かってたけど…

あと半年もしないうちに私も44歳になる。

けど先生の添付してたデータは43歳以上で

人工授精だとほぼゼロの可能性

っていうものだった。

既に私の年齢では限りなくゼロの可能性。

質問者も厳しいことは重々承知だと思う。

けどほぼゼロっていう言葉は、重いよ。

もちろん先生は事実として

そういう統計が出ていることを正直に

お知らせしてくれただけなんだけど。



ずっとそのブログを引きずって

苦しすぎて夫にその事を話した。

夫も嫌な気持ちになるかもって思ったけど

不妊治療は夫婦2人の問題だから

どうしても2人で受け止めたかった。

夫も少なからずショックそうだったけど…

今回の移植が陰性になった時点で

夫はある程度諦めの気持ちが出てきたと

正直に話してくれた。そして

私がしたいなら採卵するのは良いけど

いつまでやるの?って聞かれた。

ああ…そうだよね。

初めて治療に対する気持ちの違いを感じた。

夫は既に現実と向き合ってる。

私はまだ希望を持とうとしてる。

でも、もう現実を受け入れる時なんだ。

分かってたつもりだったけど

私には覚悟ができていない。

悲しくて辛くて眠れなかった。


その夜も、次の日職場のトイレでも泣いた。

冷静な自分もいて

生理前だから感情的になってるなって

思う部分もあって、気持ちを抑えて仕事した。



そして翌日、またブログを読んでいると

新しい質問に先生が答えていた。

内容は

43歳の方で、自然妊娠や人工授精で

妊娠はしたけど流産となり

ステップアップした体外受精でも

流産の経験がある、

不妊治療に疲れたので治療はせず

夫婦でタイミングを取ることにしたけど

無謀なことなのか?というような質問だった。

こちらも私にとってタイムリーな内容。


先生の回答は、経過を見ると理想は

胚盤胞をPGT-Aに出して不育症対策をして

移植するのが良いけど、

タイミングを取っていくことは

決して無謀な事ではない、というものだった。


前回とは180度違う回答に感じて

可能性があるの?ないの?

どっち?!って思ってしまったけど、

そういうことじゃないよね。

先生は厳しいわけでも優しいわけでもない。

様々なデータをみて論文を読んで

信憑性のあるものを基に考慮して

個々の状況を見た上で

真っ直ぐに医師としての回答をされている。

そこに個人の感情は乗っけていない。

時に冷たく感じるけど、誠実だと思えた。


私は勝手に冷たく突き放された気がして

落ち込んでいたけど、

事実厳しさがある事を知らされただけ。


後者の質問者さんは、

妊娠自体は何度もされているので

タイミングでもきっと可能性はあるはず。

私はほぼ着床しないので、

この方よりも可能性は低いかもしれない。

人と比べてもしょうがないんだけど…


確率は低くとも、

何もしないよりは可能性はある。

ほぼゼロでも、ゼロじゃない。

下を見ずに上を、前を向いて行くしかない。

とは言え

現実を受け入れる必要もある。

今できる事があるなら後悔しないように

今後の事も考えて無理はしない。

無謀でもいいけど無茶が出来る歳でもないし

夫婦で考えよう。

まずは自分がどうしたいのか

しっかり向き合おう。