カワセミ・・・綺麗で難しいヤツ(^_^;) | 写真を「もっと」楽しもう!

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耽美的ポートレート
で自分のイメージを
映像化。

その他、花撮影、スナップなんかをオールドレンズやフィルムカメラで
一味違う楽しみ方を写真とともに綴ります。


自分は主にカワセミって言う、スズメより一回り大きな野鳥をNikonで

撮影しています。

美しくカワイイ上に、ダイブやホバリングなんて面白い事をしてくれるの

ですが、魅力十分に撮るってのは、毎度簡単ではありません。(^_^;)

ま~、自分の腕が・・・ってのもあるんですけどネ。あせる


それは棚にあげといて、ちょっと考えてみました。






(D7100 SIGMA50-500)


いつも一緒のCanonプロフェッショナルの友人は1DXとサンニッパで撮って

るんだけど、CanonはAFの感度やセンサーを選択する自由度が高いらしい

です。

トコロが、感度を敏感にしすぎるとピン抜けも良く出るみたいで

「ほほ~」にひひって感じなのです。

それも1DXと言うフラッグシップや高級機種の話であって、フルサイズの

入門機クラスやAPS-C?機はそこまで自由度が無いみたい。

でも、野鳥撮影に行くとCanonユーザーが圧倒的に多いですね。

ま、Nikonなんて最初からそこまで自由度無いですが。(^_^;)


Canonは使った事がないので、想像と友人の歩留まりから察するしか

無いですが、AFはNikonより速いがアバウト。

誤解の無い様に、ですが、アバウトと言うのはピントが被写界深度の

中のど真ん中から少しズレてても人の目にはピンが合ってるように見える

ので、その範囲に素早く合焦すると言う意味合いです。決して精度が

悪いと言う意味ではありません。


一方、Nikonはとにかく被写界深度のど真ん中を狙ったピン合わせをする

ので、その分遅いって事かも知れません。

ですが、それが幸いしてピン抜けが起きにくいと言うのをメリットと言うか

どうか。(^_^;)


それと、カワセミは小さいくせに飛翔速度が速いので、近くで撮ろうと

するとカメラを素早く振りながら、AFで追っかけなくてはならないので

こういう撮影だと、難易度は結構高くて、カメラのAF性能はチャート的に

ピンが緩くても被写界深度に入ってるなら、早く合焦する方が有利

そういうトコロが、野鳥撮影ユーザーに支持されているんだろうと思い

ます。


そして、ここまで来ると、Canonだろうが、Nikonだろうが、レンズのAFの速さ

、解像感など、性能の差も歴然として来るようです。


上の写真はSIGMAの50-500と言う高倍率ズームでの撮影ですが、止まって

る被写体なら、被写体のコントラストがハッキリするような条件を整えれば、ちょっと線は太いかもですが、結構綺麗に撮れます。


テレ端開放はどうしても解像がイマイチになるので、寄れるだけよって

テレ端を使わず、ちょっと絞る。F8くらいの解像感がいいのはわかってるん

ですが、そうするとAPS-Cの場合は被写界深度が出すぎて、塗り絵みたいな

ボケになるのが好みでは無いのでそこまで絞らずに使ってる感じ。


ですが、レンズのAF速度がやはり十分と言えないので解像云々の前に

ピンボケを量産しやすくなります。あせる



昨年の夏に同じ組み合わせで撮った燕ですが、結構近くから撮ってる

のに、動きモノだとSSを稼ぐために絞り開放近くになって来るので

背景が近いと、こんな感じになりやすい気がします。

顔が写ってないですが、結構な速さで飛んでる燕によくピンが来た

方。(^_^;)








一方、被写体が大きければ、速く飛んでるモノでもそれなりに撮れてます。



これも昨年ですが、D7100にNikonの70-200 f2.8ってレンズを付けて

燕を撮ってみましたが、さっきの燕とは驚くくらい違う解像をしました。

もちろん、光線の加減も観てわかる通り、適度な順光です。

前の燕は真上から光が当たり過ぎて、返って反射が強く色が潰れて

しまった感じ。ポジショニングのミスもあったと言う事でしょうか。汗

AFも格段に速いので、被写体を追いかけやすいと言うのもありました。


で、Nikonの場合のカメラの設定なんですが、ムック本なんかとはちょっと

違うんですが(^_^;)、AFは中央1点か9点AF-Cの時にレリーズ優先、さらに、

自分の場合は被写体を中央で捉えない癖があるので、AFポイントは

横飛びだったら中央より左右のAFポイント選んだり、飛び出しなら下目の

ポイント使ってますが、あまり一般的では無いカモ。あせる


上数枚を撮ったD7100って機種のAFはD4譲りで、速くて優秀かと思いますが

ちょっと前のフラッグシップD300も高感度は厳しいですが、使いようで

まだいけてます。とは言え、センサーと画像処理エンジンに古さは隠せない

ので、多少いいレンズを使って補って、ISO感度低めで、近くから撮ると

尚、いいのかと思っています。



これはD300SとSIGMAの120-300 f2.8で撮影。とにかく寄って、120mm側

でちょっと絞って撮った上で、トリミングしています。

そうすると、画素の粗さが目立たなくなるし、色潰れなんかも起きにくくなる

気がします。


まぁ、カワセミみたいな野鳥に「寄る」ってのがまず大変なんですけどネ。あせる

でも、高級超望遠レンズが買えない以上はこの手で行くしか無いんですね~。(^_^;)


今週末は連休。いつもとちょっと違うトコロにも行って、違うカワちゃんを

違う撮り方してみよ~と思ってます。

会えるといいんですけどねぇ。ニコニコ