そういえば | 写真を「もっと」楽しもう!

写真を「もっと」楽しもう!

ライフワークは
耽美的ポートレート
で自分のイメージを
映像化。

その他、花撮影、スナップなんかをオールドレンズやフィルムカメラで
一味違う楽しみ方を写真とともに綴ります。

先日、某有名量販店?の

多分、エライ人なんだろうけど

ひょんなことで、お話をする

機会がありましたが、ちょっと

納得いかない消化不良の会話。


とにかく、「常に、ほかより安く」

と言うのが彼らの正義らしいんですが

モノってのは所詮タダにはなりは

しない。

原価ってモノがありますからね。


話を聞いてると、原料が上がろうが

為替が変わろうが、消費税が上がろうが

「安く」なんだそうで、そのツケはどこに

行ってるのかが気になる。シラー


消費者としては安い方が嬉しくは

あるけども、なんか彼らがやってる

のは自己満足で、商品の力とか

技術力とか品質とかが落ちぶれる

元凶になってる気がしちゃいました。


必要以上に高い。とか、コストを

下げる努力を一切しない。ってのは

困りますが、周囲の状況に関係なく

安さを追求して、いったい最後はナニ

を目指しているのか?

理由があって値段があがるなら、その

説明を消費者にしっかりして、お店の

雰囲気や、店員さんの接客サービスを

高めるとか、そういう風には考えない

みたいで、ちょっと不思議でした。

目指すトコロの回答は聞けません
でしたが、その「安さありき」みたいな

話をそれなりの社会的地位の人が

さも当たり前みたいに話すのは、ちょっと

引いてしまったな。


安心とか、安全とか、信頼性とか、

日本の製造業が弱るとか、何かが犠牲

にされていそう。

ガソリンなんてのは、原料と為替事情で

店頭の値段がコロコロ変わる。まぁ、あれは

コスト吸収できる部分が確かに少ない

からなんだろうが、その割に原油メーカー

っての?は儲かってるから不思議。

モノの値段が下がると、なんか日本って

余裕がある様に錯覚してしまって、

消費者の感覚も麻痺しちゃうと言うか

何がホントか実体かが解らなくなってる

感じもするな。


好きなカメラもそういえば最近は海外

生産のモノが普通にありますが、電化

製品に近くなったとは言え、まだNikon

とCanonが世界を席巻してるのは、やはり

品質と技術に裏付けされた機能がある

からでしょうが、フィルムカメラ時代には

まず見なかった、初期不良なんて言葉

が出る様になったこと自体、ちょっと

情けない感じ。

白物家電の日本ブランドもとうとう海外

メーカーの傘下になったし、Made in

Japanがそもそも少なくなった。


日本人も安くてソコソコのモノに

慣れて来たと言うことなんでしょうか?

そのうち、日本産が廃れそうに思えて

ハッとしたのでした。