遂にやって来た!夏本番の陽気が!!
でも今年はお祭りも花火もないから、何か夏っぽい雰囲気が出ないのが悲しいね。

何か夏ってさドキドキするよね!ほら村で行われる神社の夏祭りで、知らない浴衣の女の子と出会って…って何回この話してんだよ!!

そんなアニメみたいな展開ないんだよ!!
でも中二病だからそこでいつも想像しちゃうんだよ!でもこの妄想で丼三杯はイケるぜ??


そんな戯れ言はさておき!ここで現在地を確認しておこう。この坑道案内図は初めて小来川鉱山に来た時に描いた物である。

ちょうど赤丸の部分を攻め終わった所で、前回は危険だと思って行かなったってやつだ。しかしカオルさんとのタッグで、クリア出来たのはありがたい。


ここで本線に戻って先へと進む。
なかなか行きたいと思う人はいないよね?ここに来ようと思ったらこのぐらいの深さだから、危険だし真似しちゃダメだぞっ♡♡


暑い時に水没坑道は最高だな♪と思って進んでると、以前になかった妙な違和感と気配を感じた。何だ…??


…ッッ!?もしやコイツは!!蝦蟇仙人…ッッ!!

そう…ッッ!!知る人ぞ知る!小来川鉱山の守り神である!!
1/28533の確率で出会えると言われるレアキャラだ!!

見つけた者一人が幸運を手にし、それ以外の者は途端に運が悪くなる効果を持っている。

すなわちカオルさんは進めば進む程運気が下がるのである!!

そしてそれは顕著に現れ始めたのだ!!


蝦蟇仙人に別れを告げ我々は更に先を急いだ。カオルさんが行きたがっていたアノ場所まではすぐそこである。


久しぶりだ!シュリンケージが見事に染まったこの青を見るのは!!

鮮やかさの中の毒々しさ。このヤヴァい程の胆礬は正に幻想的と言えよう!!


そこから少し先に前回行かなかった上層エリアがあった。何気に完全攻略出来てないし、 恐らくこの坑道に来るのは今日が最後と決めている。


それなら登って確かめるのが男ってもんだろう!でも凄い滑るしホールドないしで、途中踏ん張りながら自分何やってんだ?と我に返りそうになるww


何とか登って進んだ先は普通に崩落で閉塞。途中水平坑に繋がる竪坑もありつつも、特にこれと言った成果は得られなかった。


良く見れば反対側も少し掘ってある。よっしゃ!行ってみるか!!

「あっ!か~み~さん!そっちは見た感じ危険なので辞めましょう!」と間髪入れずにカオルさん。下からだと足場がかなり脆く見えるそうで、崩落の恐れありだそうだ。

上からだと見えないのでこうした指摘はとても助かる。となると?行ける所はもうないよな?これにて水没坑道の探索は終了~!!

とは言ってもこれで終わりじゃないんだぜ!!他の穴も探して攻略しなければならないのだ。
とり敢えず脱出だっ!!


外に出るなりカオルさんはいきなりウェーダーを脱ぎ始めた。探索はまだ続くのに何故だ??

どうしたんですか一体?と聞くと「ハヴルナ・アルヌレロ!!」と連呼する。どうやら最近覚え始めたポルナスス語らしい。意味は冷たい!死にそう!だそう。

しかしどれだけ冷たいのか、どれだけ濡れたのか読者の皆様は想像出来ない事だろう。


正直水が冷たいのは当たり前の事なのだ。それを冷たいなんて言ってもか~み~には1mmも伝わらない…ッッ!!

それに冷たいから何だと言うのだ!!夏だろ!気持ち良いだろ!最高だろ!!

か~み~は思った!!
カオルさんは大袈裟なのだと!
少量の水が入って怯んでたら探索者失格ではないかと!!


あっ…!!良く見たら穴が結構デカいwww

この際穴の大きさは問題じゃないよね!楽しむ事が大事なんだから♪

気づいてる人はほとんどいないので言っておくが、実はこれはか~み~がカオルさんを試す為のテストであり!メッセージだったのだ!!


生きていれば必ず人は壁にぶち当たる…ッッ!!

その時どう乗り越えるかで…今後の生き方が変わってしまうなんてZARAなのだ!!

でもカオルさんにはきちんと壁を乗り越えて、羽ばたいてもらいたい!!

敢えて困難を与える事で!不屈の精神が養われる…ッッ!!
それをわかってもらいたくて…心を鬼にして試練を与えたのだ!!

これを優しさと呼ばずして何と呼ぶ…否…ッッ!!
か~み~トラップと呼ぶのが一番であろう!!

ぶひゃひゃひゃひゃひゃwww


そんな事より今まで見つけていなかった穴があったので、早速突入してみたぞ♪

入ってすぐ右側には大きめの竪坑が存在し、石を落とした感じでは高さは20m程度。下層はさっき我々が入った坑道で間違いないと思う。


何となくだが…この坑道は長い感じがする。
小来川鉱山自体かなり大規模に掘っていたので、まだまだ穴は無数に存在するし、色んな階層で繋がってる可能性が非常に高い。

ガタガタ震えるカオルさんを引き連れ…か~み~は更に奥へと進んだ!!そこに見えた景色は今まで見た事のない景色だった!!

次回多分!最終回!