皆知ってるか!冷凍のエビを解凍して出た汁をすかさず顔にパッティングし…ッッ!!
顔がむず痒くなった所で!油粘土を顔に塗りたくると…ッッ!!

痒さと不快感で気が狂いそうになる…ッッ!!


そんな事は置いといて続きを書いていくぜ!!

水没坑道に突入した我々はその深さと水の冷たさに震えた!三年ぶりのこの穴、記憶の中ではこんなにも冷たくなかった筈だが??

ちなみにこの日の為にか~み~はウェーダーを新調し、余っているウェーダーをカオルさんに貸したのだ。

そんな時だった!カオルさんがいきなり「ンビャハッ!」と謎の悲鳴を上げた!!


人間と言うものは日頃の行いが人生に大きく影響する!!

か~み~のウェーダーには水は全く入らなかったが!!
カオルさんのウェーダーの中にはマーチン・フォールズの如く怒濤に水が押し寄せた!!


己を犠牲にして日々善行の限りを尽くし…ッッ!!
雑草を愛で!足元に存在する何兆もの微生物の存在ですらも日々考えながら過ごす少年か~み~!!

それに対し!アリの巣の中に指を入れ!「チクチク噛まれるのが気持ち良い~!!」と快楽に溺れるカオル氏!!

双方の生き方に差が出るのは至極当然である!!

今!この瞬間!!全てが物語っていたのだ!!


確かに冷たい…。何故なら水温は4℃とめちゃくちゃ低く進むだけで全身鳥肌が立つ。

それに冷気のダメ押しもプラスされ、受ける肉体的ダメージは計り知れない。

ガタガタと震えるカオル氏!!
JOJOにチャクラも奪われ…入坑前の満面の笑みでカオルポーズを取っていた彼の姿は既にそこにはなかった…。 

いたのは!唇が真っ青になったちびまる子ちゃんの藤木くんクリソツのカオル氏だった!!


話を戻そう!ここで気をつけなくてはいけない危険箇所がこの水没竪坑だ。水が透明ならその存在が視認可能なのだが…。

もし泥水だったなら…わからず誤って踏み込んでしまうと同時に、ウェーダーの中に水が流れ込み身体が逆さまになって終了ってパターンも十分に有り得るのだ。

前回はビビってこの先には行っていない。だって怖すぎだもん!か~み~チキン野郎だしさ!

しかし!この日は試しに進んでみたんだ。そしたら足元は泥濘んで沈むし、竪坑横から謎の泡が上がるしで何か嫌な感じ。

無理して進んでも意味はないのであっさりと諦めましたよ。


続く反対側の坑道も少し怪しい。ここも前回は竪坑がありそうだった為、行かなかったがこれまた思い切って進んでみたぞ。


ユラユラと支保工の残骸が浮かび上がってるのが水面に見える…。いきなりド真ん中に竪坑って坑道も意外と多く油断は出来ない。


一歩一歩確実に足元を探りつつ…ようやく少し先まで進めた所でまさかのアレが…ッッ!!


YES!!
またしても水没竪坑…ッッ!!
今度はさっきよりももっとヤバいパターンだ!!


坑道の幅が狭くて左側が水没竪坑になってんのよ。良く見たら歩く部分が木の橋になってるしwww

当時の人はこれでも進んでたんでしょ??怖すぎやで!!


万が一の事態に備えてか~み~が先に進むとする。一応体重をかけた段階では地面が動く様子はなかった。


水没坑道の怖さは本当にこれ。それなので安易に水没に行くのは危険なので、皆は真似しちゃらめらめ~♡♡

何せ1m進むのに1分かけるぐらいの気持ちじゃないとガチで人生終了するぞ。


それから単独で水没探索もオススメしない。か~み~はたまに単独で行くが、その時は必ず途中ロープを引っかけてゆっくりと進む。

仮にハマっても掴める物があるとないでは、生存率が格段に違うからである!


ふ~む…何か段々坑道が狭くなって来たね。照らした感じだと奥は崩落が激しそう。


ここで読者諸君に問いたい。最初の鬱蒼とした藪地獄、ウェーダーの中が恐ろしく冷たい水地獄。

これらを上回る地獄がこの先待ち受けているのがわかっていたら??果たして進もうとするだろうか??


カオル氏は後悔する…。
興味本位でこの鉱山に来てしまった今日と言う日を…。

そして己の選択が間違っていた事に気づき泣きじゃくったこの日を…。

彼はトラウマレベルで生涯忘れられなくなってしまうのだ…。