先日の事…友達の友達が洞窟らしき物を発見したと言うので早速調査に行って来た。
最近は鉱山ばっかりで洞窟に入って無かったのでそろそろ恋しくなって来た所なのだが…如何せん鉱山に比べて洞窟を見つけるのはなかなか大変な作業だったりする。

大体の場所が分かっているのに何度見つけられ無かった事か…。
鉱山ならばその遺構を探したりズリで結構場所が絞れたりするのに対し、洞窟はまず石灰岩帯を見つけてそこを虱潰しに調べて行くと言うかなり地道な作業。
陰になってたりすると見つからないし、唯一頼りになるのは「冷気」だけである。

まさかの一報に小躍りしつつ南牧村へと向かった!



場所はまさかの磐戸鉱山…ッッ!!
考えてみれば石灰岩を採掘してたと言うんだから、そこに洞窟があっても不思議は無い。もしここにあると言うならば完全なる盲点だ!鉱山に気を取られ石灰岩には見向きもしなかった。

そこでその問題となる洞窟がこれだ!
巨大な石灰岩峰の中腹にポッカリと穴が空いているのがお分かりだろうか??
しかしここから見るだけでも高い位置にある。果たしてそこまで行けるのか?



場所は磐戸鉱山の最初の坑口を正面にして川を超えて急斜面を登って行く。
若干の踏み跡があるのでそれになぞって進んで行く感じだ。



早速穴発見…ッッ!!見えてた穴とは別物だが…電気の配線が出ているのでどうやら支坑らしい。まさかこんな場所にあったとは!

ちなみに穴に入ってすぐ竪坑になっていて、石を落とした音を聞く限りでは20mぐらいだと思う。



竪坑の横の壁面には錆びた梯子がかけられて上に行く事が可能だ。しかし竪坑がポッカリと穴を開けていてこの梯子に取りつくのはかなり危険である。
下手すると竪坑に落ちてあの世逝きにもなりかねん!
でもこの竪坑良く見ると若干斜坑に近く段差が幾つもついている。
20mザイルがあれば恐らく行けるだろう。



見ての通り穴に入ってすぐ竪坑で足場はあまり無い。梯子を登るには少々無茶をしないと手が届きそうに無いのだ。
しかしねぇ…この梯子見ちゃったらもうそそっちゃってね。錆びてて危ないんだろうけど行きたくなるよね!

皆さんなら行くだろうか??危ないから行かないよね!安全第一だよ本当にね!



登っちゃいましたけどwww
だって目の前にある梯子をそのまま見逃す事ができる?いーやできまい…ッッ!!
少々危険を冒しても行きたくなるのがマニアってものだ。

もちろん始めに強度を確認してからチャレンジしてるので、単なる無謀とは訳が違うのは念を押しておく。



ライトで照らすとどうやら右の奥の方に坑道が続いてるみたいだ。とりあえず登ってしまおう!



電気の配線が奥まで延びていて、その先は巨大なホールになっていた。光の届かない正に奈落の底の表現がピッタリだろう。もしかしたら下にある竪坑はこのホールと繋がっているんじゃないか??

しかしだ…単なるホールならわざわざ梯子をつける必要性が無いのよね。もしかしたら…この先にも坑道が続いていたのでは??



左手側は外に向かって開口している。その先は普通に崖になっていたので通気坑道として掘ったのかもしれない。



人と対比すると良くわかるが結構高さがある。わかりづらいが日陰の部分は穴なので、日向の部分から杭に掴まりながら梯子に手をかけるアドベンチャーコースになっている。



下から撮るとこんな感じになる。ちなみに降りるのに少々手こずった事は言うまでも無い!



いや~小さかったけど穴良いよ~穴!
だけどあの大ホールは下がどうなってるのか気になる!後であの竪坑も降りてみよう。



まだ先にもありそうな雰囲気がするので、進んで行くと鉄骨が地面に刺さっていた。この様子だとまだまだあるなwww



START地点から比べると足場が段々と無くなって来たが、滑り落ちない様に注意しながら歩く。
まだ下に木が生えてるから普通に歩いてるけど何も無い崖だったらまず行かないよね。気分的な問題なんだろうけど…この木があると無いとじゃ安心感にかなりの差が出るのである…ッッ!!



ふと工事関係者の書き置きを発見した!
やっぱり脆くて危険なのね。それでも行っちゃうのはバカなのかはたまたスリルジャンキーなのか…。

まぁ今の所無茶はしてないから大丈夫だろう。それにしても群馬には恐ろしい数の鉱山がある。ざっと数えただけでも100はある。果たして全てを回る事はできるのか謎だがこれからも探索を続けて行こうでは無いか!
そして枚数制限によりまた明晩に持ち越しだ…ッッ!!