南牧村に訪れた事がある人はいるだろうか?
恐らく何も無い!と思ったに違いない!
その通り!何も無いのだ!!
か~み~は3度訪れた事がある。
1度目1度目の続き
今回は2回目なのだ!
バイクの単独ツーリングでやって来たのだ!



南牧村砥沢…群馬の最西端でもあるここは長野との県境にあり、江戸時代は砥石の採掘で大いに栄えたと言う。
しかも幕府指定となったと言うから相当需要があったのだろう。



こう言った案内地図があると、非常に助かる。
洞窟もあるが、それはそのうち行くとして今回は時間の都合上…採掘跡を目指す!



林道を突き進むと、天目茶寮と書いてある看板が出てくるのだが…人の気配も無く、廃屋が何個もあった。
昔は何かに使われていたのかも知れない。



立ち入り禁止よ!
なんか説得力全然無いんですけどwww
まぁ、危険な場所でもあるので自己責任で入りましょう。



日没間近である為、少し薄暗くなって来た。
急がねばならない!



岸壁が現れた。
近くに行けば採掘跡が見れるに違いない。

眼前に立ちはだかるだだっ広い草原を、
草木を押し退ける様に進み…ひたすらそこを目指す。




おおっ!なんか段々雰囲気が出てきた!
…と思ったその時、妙な気配と共に強烈な獣臭を感じた…。

何か居る!…直感的に感じ鳥肌が立ったまま一瞬動けなくなった。
熊か、それとも他の何かか…?



ふと下に目をやるとまだ新しい糞があった。
焦りだした俺は大声をあげながら、岸壁に近寄った。
そのまま帰るわけに行かないわけですよ!
南牧村まで来たんだからww



とか言いつつも焦りから手は震え、写真を撮ろうにも上手く行かない。
早く砥石を確認して、帰りたい気持ちで一杯だった。



砥石らしき物がたくさん落ちている。
やっと見つけた安堵感と脱力感が同時にやって来た。
しかし手の震えは止まらない。
ちなみにこの写真は3Dメガネで見るとまともに見えます驚くなかれ!



上を見ると砥石の岸壁がそびえ立っていた。
下から見上げた時の迫力は凄まじいもので、そこに釘づけになってしまう程だった。

もちろん帰りも叫びながら帰ったのは言うまでも無い!
あー怖かったwww



せっかくなので、砥石を持ち帰って来た。
使い道はさほど無いが…記念として形になる物が欲しかったのだ。
獣の気配を感じ生きた心地はしなかったが、無事に帰って来れたから良しとしよう。

ちなみにこの南牧村は高齢化率が日本一で、平均年齢は62.5歳である。


住所:甘楽郡南牧村砥沢