一瞬、死ぬかと思った。

実際に数秒間は死んでいたのかもしれない。

 

まるで時がとまったかのような、スローモーション…

らあさんは、その身体をタイルに打ち付けたのだった。

 

つい先日の事、

ももさんとのデートに心を浮き立たせ、

幼い頃の思い出がある、某イタリアンのチェーン店があったので、

何十年ぶりかに入って、二人でパスタとピザを食したのでした。

 

その後は、最近気に入りの温泉の出る風呂があるというホテルへ。

まずは二人で軽く、温泉に入ってから、温まった身体でお布団へ。

 

たっぷりとももさんを愛撫してから、いざ…

しかし、

疲れ気味のらあさんタワーは、いったんそびえたと思っても、

あらら、再び工事中になってしまい、いったんお休み。しゅん…

 

二人で軽く昼寝してから、

用意していたオイルで、ももさんをヌルテカにすると、

しだいに興奮がよみがえってきて、

ついに我がタワーがそそり立った!

 

ああ、ようやく合体できた。

ももさんの中は、しっとりと暖かく、我がタワーをぬっぽりと包み込んでくる。

とろけそうな心地よさでした。膣マッサージがよかったのかな。ぬるとろです。

 

寄せて来る波を何度も繰り返し、

無事に絶頂を迎えたのでした。

二人は幸せにひたりながら、寝台で睦言を囁き合い、

さて、最後にまた温泉に入ろうということに。

 

お風呂の蛇口をひねると温泉がドバドバと出てくるという、なんとも贅沢なホテルなのです。

やがてお湯が一杯になり、二人は仲良く温泉につかりました。

ももさんは、オイルでベトついた髪を洗い、らあさんは頭皮マッサージもしてあげて、

それから身体を洗おうということで、スポンジを取りに洗面台に。

 

だいたい、アメニティが置いてあるのは、洗面台の横ですね。

それが悪かった。

圧縮されたスポンジが入ったパッケージを破ろうとしながら、らあさんはそのまま風呂場に戻ったのです。

そのとたん

 

足元がツルリとなり、

突然、身体が上を向き、視線が天井に…

なんてことだ

温泉で濡れたタイルが、ツルツルの状態だったのだ。

 

おそらく、それは

ほんの1秒ほどの瞬間だったと思う。

でも、らあさんは、スローモーションのような感じたよ。

このままでは、背中から落ちて、頭を打ちつけてしまうと。

 

とっさに手が動いた。

しかし、身体はそのまま、強烈にタイルに打ち付けられた。

ガツンという衝撃

思わず「ああっ」と叫び声を上げ、

続いて身体に激痛が走った。

 

ももさんの「大丈夫?」という声が遠くで聞こえるが、

激痛のため、言葉を発することはできず、身体も動かすことができない。

おそらく、数分は、苦痛に唸りながら、そのまま仰向けに倒れていたと思う。

 

そのときは、あまりの腰の痛みから、骨にヒビでも入ったかなと考えたよ。

でも、らあさんは、とっさに手を広げて受け身の体制をとっていたんだね。

 

傷みはあるけど、しばらくしてなんとか起き上がることができた。

どうやら骨は大丈夫のようだ。

あとで手のひらを見たら、くっきりとタイルの線の後があったよ。それだけの衝撃だったんだな。

高校の授業で柔道やっておいて良かった。笑

 

今思うと笑い話だけど、

もしも、打ち所が悪かったらと思うと、ぞっとするよ。

ホテルに救急車を呼ぶとか、恥ずかしすぎるからね。

そうなったら、ももさんにも迷惑をかけちゃうし。

 

いやー、よかったよかった。

しかし、口がきけないほどの痛みなんて、いつ以来だろうね。

アメニティは、最初に入るときに洗面台から持って行こう。

 

帰りにスーパーによって、ももさんが湿布を買ってくれてね、

それを貼ったらだいぶ痛みが治まったよ。

ももさんにも、心配させちゃったね。

今日もまだ少しは痛いけど、

腰が完治したら、また懲りずに温泉のお部屋行こうね。

 

みなさんも、濡れた風呂場のタイルに降りるときはお気を付けを。

ちょっちドジな、らあさんでした。