現実逃避と言わば言え!(笑)
読了
皆川博子 【ジャムの真昼】

集英社 2000年10月
ヨーロッパの戦中を時代背景に皆川ワールド全開の作品集です。
うーん、誰もたどり着けない皆川さんだけの幻想世界。どの作品も
巧みな時代考証によってみごとたたみ込まれたストーリーばかり。
7作品いづれにも、中扉よろしくあそび頁があって、さらに表題を
下段に置いて角版の写真かイラストがレイアウトされた頁が用意さ
れています。唯一のビジュアルが印象的であればあるほどテキスト
の背景に見えてくるものがありますね。
銃声に硝煙、足並みそろう兵隊の行進、埃の積もった地下室、古い
書籍が棚を埋め尽くす部屋、どの作品も音が合って、風があって、
香ってくるものもあります。
皆川さんの小説は、好き嫌いがハッキリすると感じますが、わたし
は楽しめます。トリップ感は独特なものがあって、快速電車の中の
立ち読みでも物語りに取り込まれてしまうときがあってそんな時、
現実と非現実のハザマを感じてしまうんですね。
乗り継ぎ駅のホームに押し出されるように降り立って、そこで
はじめて現実に戻る。時にそれが甘美でもあったり。こんなだから、
小説はオモシロイ (^-^)/
皆川博子 【ジャムの真昼】

集英社 2000年10月
ヨーロッパの戦中を時代背景に皆川ワールド全開の作品集です。
うーん、誰もたどり着けない皆川さんだけの幻想世界。どの作品も
巧みな時代考証によってみごとたたみ込まれたストーリーばかり。
7作品いづれにも、中扉よろしくあそび頁があって、さらに表題を
下段に置いて角版の写真かイラストがレイアウトされた頁が用意さ
れています。唯一のビジュアルが印象的であればあるほどテキスト
の背景に見えてくるものがありますね。
銃声に硝煙、足並みそろう兵隊の行進、埃の積もった地下室、古い
書籍が棚を埋め尽くす部屋、どの作品も音が合って、風があって、
香ってくるものもあります。
皆川さんの小説は、好き嫌いがハッキリすると感じますが、わたし
は楽しめます。トリップ感は独特なものがあって、快速電車の中の
立ち読みでも物語りに取り込まれてしまうときがあってそんな時、
現実と非現実のハザマを感じてしまうんですね。
乗り継ぎ駅のホームに押し出されるように降り立って、そこで
はじめて現実に戻る。時にそれが甘美でもあったり。こんなだから、
小説はオモシロイ (^-^)/