公式文章書き換えニュース、盛んにやってますが、消されてしまった公式文章を読むにつけ、なんだか、要領を得ない日本語だなぁ、と感じます
AIが進む先にある、大きな障壁は、日本語の読解だそうです
造られてからまだ日が浅い英語は、論理的に、並び方を解析すればだいたい意味が分かるのに、いつから離されているか、どこから来たかもわからない、ある意味神話の世界から使われている日本語は、位置関係ではなく、てにをは、でそれぞれの言葉の役割が決まるので、AIの読解に大きな迷いが生まれるそうです
そこで、通常の日本人が、どのような読解の方法をしているか、その読解の手法を調べてみたら、
なんと、中高生の多くは、日本語が読解できていないということがわかってしまったそうです
その形容詞は、どの名詞を修飾しているか
その文章の主語はどれか
能動態を受動態に変えて、二つの文章が同じことを言っているか、見極める
常識と論理から、正しい解釈を推察する
というように、文章を読むときは色々と頭の中で組み立てをしながら読むわけですが、AI以前に、人間が、この能力を失いつつある
簡単に言えば、教科書を読んでも、実は意味が取れていない生徒がたくさん
インターネットとスマホの台頭で、長い文章ではなく、即答できる短い言葉で会話しているから、というのもあるでしょう
バラエティー番組みたいに、人が話しているところを、上からかぶせて、会話を奪う、事を、日常的に大人がしていることもあるでしょう
でも、どうやら、それ以前に、すべてにおいて、「めんどくさいことはしなくていい」という風潮があるのではないかと思います
AIの弱点を解決するためのテストが、人間の退化を如実にあらわにしてしまったという、何とも皮肉な話
どうしたらいいんでしょうか