青道が勝つと信じながらも負けちゃうんじゃないかとハラハラ滝汗しながら読んでいる読者のブログです。

 

前回ブログでは、今後の展開を読むのに役立てようと、決勝戦開始前の選手たちの様子を、28巻と29巻を中心にまとめました。それで気づいたこと——国友監督が責任を取るため辞任すると言い出すのではないか、という心配について書きました。(前回ブログ 決勝前の選手の様子を振り返る。国友監督辞任フラグ

 

今回は、西東京決勝戦後の成宮への心配についてです。

 

私は、成宮が何らかの形で落とし前を付けさせられることになると思っています。

 

彼は、特に多田野に対して最近まで、ひどいことをしています。言葉でも、態度でも。例えば試合中に成宮が多田野の頬をつかんだまま多田野にしゃべらせたり。多田野は成宮の気持ちを落ち着かせようと思って近づいてきたのに。

 

そういうのは、マンガによくある単なる「誇張表現」なのかもしれません。現実社会では許されないことも、マンガだったら許され、「面白い」表現と受け止められることは、たくさんあります。そういうことに目くじら立てるつもりはありません。だからこれは私の妄想に過ぎないのですが...ただの誇張表現ではないとしたら、どうなるのか・・・

 

成宮は自己抑制力のなさを隠そうとしないので、練習にメディアの記者が見に目きていても、多田野につらくあたっていました。メディアらしき人たちが大勢見ている(もしかするとスカウトも目)日米親善野球の練習では、他校の代表選手に対して喧嘩を売るような言動。他校の代表選手には4番やエースでキャプテンという「しっかり者」筋肉が多く、成宮はすぐに制止されてましたが、同じ稲実のスター選手たちは全く何もしません。傍観しているだけ。他校の選手に対し「いや~しっかり者が多くて助かった」(つまり「しっかり者の他校選手たちが成宮をコントロールしてくれて、助かった。僕たちは何もできないもん」)と平然と言い、呆れられる始末。成宮に対しても他校の選手は「うわ~、成宮は本当に王様だあ~!」(つまり「成宮って本当に自己抑制力ないんだ~!高3にもなって!他の稲実選手も成宮を王様のように崇め奉てるだけなんだ!」)と驚いていた。

 

どうして、こんなことになってしまったのか

 

成宮たち、稲実の3年生は「先輩の言うことには絶対服従。さもないと」などと上下関係を過剰に押し付けてはいないと思います。多田野を筆頭とする2年生は忖度(そんたく)しすぎ、3年生に対してビビりすぎなのかもしれません。まあでも3年生スター選手たちは、世代トップクラスの野球技術を持っています。そんな人たちに対して、何か言う勇気は、ないですよね。

 

3年生スター軍団も、2年生の時は上級生と上手くやっていました。成宮を上級生がうまくコントロールしていたので問題はありませんでした。

 

ところがスター軍団が最高学年3年生になると、上級生という歯止めが無くなりました。残念ながら成宮たちスター選手軍団は、野球力は超高校級だけど、リーダーシップとか、コミュニケーションとか、そういうのが超苦手。なのでキャプテンは、今までベンチ入りすらしていない3年生の福井になりました。しかし、福井はスター軍団に心酔する彼らの「ファン」であり、仲間ではありません。彼らをコントロールする力も、その気も無し。そのため2年生の忖度は続き、多田野に至っては、過剰適応で言動がおかしくなっています。多田野が成宮に完璧に合わせているので、成宮の方も、自分が精神的に成長する機会を得られないいます。(以前のブログ 第268話 その3 成宮と多田野の危ない関係 で書きました)

 

国友監督は何もしないのかな~・・・おそらく監督はベストを尽くしたのでしょう。成宮達が最高学年になった新チームが格下の鵜久森に惨敗した時、国友監督は成宮達を厳しく叱りました。でも稲実はおそらく選手数100名を超える大世帯です。ずっとスター選手5人にだけ構っていられない。それに、そういう精神面の指導は、過去の監督人生での経験があまりなかったかもしれません。チームに1人か2人、そういう指導が必要な選手がいるのなら、まだ対応できるかもしれませんが、5人ですからね。5人つるんでいて、しかも一番やっかいな奴が、世代最強のエースだという。しかも問題として浮上したのは、彼らが高校3年になってから。・・・もう、遅いか。

 

それでも見る👀人は見ている。見過ごさず、学校に「助言」をするOBがいるだろうし、現役選手の親も学校に「相談」したでしょう。でも甲子園に出場できるのなら、ということで手打ち。---それなのに、今年は甲子園に全く出られないとしたらどうなるか。監督は選手を守ろうとするでしょう。選手達を十分指導しきれず、彼らに対してすまない気持ちもある。---≫辞任します

 

成宮をはじめとする稲実3年生スター選手たちも監督に叱責されてから彼らなりに努力したのだと思う。監督も、できる限り努力してきたんだと思う。残酷なことに、精一杯やっても上手くいかなかった。

 

だから成宮は御幸にこだわったのでしょう。高校では御幸と一緒のチームになりたかった。野球の良い友というだけでなく、成宮の人生で、自分をコントロールできる同学年の選手は御幸だけだったのでしょう。御幸なら成宮のワガママが行き過ぎればたちまちコテンパンにやり込めたかも。いや、他にも成宮をコントロールできそうな選手はいるんだけど、仲良しでもないしっかり者に「一緒に進学しない?」と誘っても、断られる。それは、日米親善野球の他校代表選手の反応を見ればわかる。成宮の誘いに乗ったのは、成宮の言うことをきくイエスマンばかりだった。

 

試合で勝つこと。周囲からただそれだけを期待されている成宮。イエスマンの取り巻きに囲まれ、常勝の自分に心酔するファン達に担がれる成宮は、ひとり孤独だ。だから彼は投球に自分自身を投影させ、相手にぶつけているのかもしれない。このボールを受け止められるなら受けてみろ、打ち返せるものなら打ってみろ。彼が本当に欲しいのは自分の気持ちを受け止めたり、打ち返したりしてくれる人。

 

誰でもそうだよね。

 

去年までは、成宮も上級生に弱音を吐き、涙を見せることもありました。今はまったくの孤独。かわいそうです。

 

 

で、落とし前としては、成宮には、プロからの誘いが1つもこない、という可能性があると思います。プロ野球は会社。職場。成宮の野球スキルは22歳でも精神年齢が13歳では、雇おうという気にならないのでは?大学でもっと学んできなさいって。

 

稲城大学に進学する成宮---それもありかなと思う。大学は、学部生だけでなく、院生、研究者、教授など、いろんな年齢の人がいる、大人の世界です。大学でいろんな人に出会い、広い世の中を知る。大学野球部は選手たちも大人なので、もっと自立して部を運営しているでしょう。成宮にはいい経験になると思う。もしかすると、規格外の行動力を持つ彼は、才能ある人たちを集めて、在学中に起業し、球団オーナーになることを目指すかもしれない・・・と私の妄想は膨らむのでした。

 

以上、30巻まで読み終えた感想でした。