277話のハイライトは、ホームラン打者の山岡と、剛速球ピッチャー降谷のガチンコ勝負。そして麻生の活躍。

 

青道vs稲実、猛暑の中での西東京大会決勝、5回裏。稲実白河のスクイズで、稲実は先制点を挙げた。なお2死二塁。

 

打席に稲実3番早乙女。2年生。続く4番はホームランをがんがん打つ山岡となる。そんな状況で、降谷は早乙女にフォアボールを献上してしまった。観客席の他校3年生選手「あーまた・・」「これで何個目?」「もう5個」「大丈夫かよ」。降谷は辛そうな顔。ランナー2人ためて、ホームラン量産打者を迎える。長打を打たれれば2点、ホームランなら3点が稲実に入る。フォアボールのせいで、いとも簡単にそんな状況に陥ってしまった。あーあ。

 

青道の片岡監督が、猛暑の夏のエースピッチャーを、コントロールとスタミナに欠ける降谷ではなく、コントロールとスタミナのある沢村にした理由が、分かった気がしたよ

 

稲実4番、打席に入った山岡は、アナウンスで「関東を代表するホームランアーチスト」と紹介されます。

ホームランアーティストとは、

 

野球において、見事なホームランをよく放つ打者を指して用いられることのある言い方。 「弧(アーチ)を描く」と形容されることの多いホームランと、芸術家(アーチスト)を引っかけて、芸術的なホームランを打つという含意も込められていると解釈し得る表現。(出所Weblio)

 

山岡はこの決勝までに高校通算72本のホームランを打っているモンスター(出所29巻258話)。

青道キャッチャー御幸は、降谷に山岡対策を伝える。「ストレート(直球)で押し切る。ここで止めよう」。そして降谷の胸を軽くポンとたたき、「全力で来い。お前の球ならねじ伏せられる」

 

ということで、日本の高校トップクラスの剛速球投手とホームラン打者の、ガチンコ勝負となった

 

観客席の他校3年生選手によると、「まともに当たったら降谷の球でも(ホームランに)持って行くだろ」

 

まともに当たればね。

 

稲実の野球部長いわく、山岡は「チーム野球を掲げる国友監督が唯一サインを出さない選手びっくり。伝統ある稲実の歴史上でも初めての男」

なんか、凄そうですね。

 

ここで去年秋に稲実が敗戦した時の回想シーンに入ります。

 

3年生が夏の終わりに引退した後、当時2年生だった成宮たちスター選手らがチームを率いて秋大会に臨んだ。

でもチームはバラバラ。格下ではあってもチームの団結で実力以上の力を発揮する鵜久森に対し、敗戦。国友監督は主力選手たちを厳しーく叱責した。山岡も自分の頭で色々考えて工夫してみたのですが・・・

 

試合でダサいゴロ打ってますね。当時はまだ全然怖くない4番だった。山岡なりに考えてやってるつもりだけど。そこで監督は、優れたアドバイス。

 

1学年上の原田は4番としても何につけても非常に優秀。卒業後はプロ入りするくらい、人格も思考力も、全てにおいて超高校級に成熟していた。山岡はそうじゃないんで、その真似をしようとしちゃだめ。

国友監督いわく、原田は「思考回路を生かすバッティングをしていた」。でも山岡には「求めているものが違う。」-->つまり「原田のように頭を使うことは、お前には期待できない。パワーで勝負しろ」-->要するに「頭は無理、体で勝負だ

 

国友監督は厳しい一方で、秘密選手を「よいしょ」してその気にさせるのが上手秘密だと、日米親善野球で御幸が分析していました。

国友監督の、言葉を厳選した巧妙なアドバイスグッ

山岡は見事に「よいしょ~」されたんですね。

以後、力勝負に専念。

 

む”んむ”んホームランを打つ。頭の中には、それしかないようです。

 

山岡はホームランを打つことしか考えてない。つーか多分、それしかできない。ゴロも打てないなら、バントも苦手なんでしょう。あー、だから「国友監督が唯一サインを出さない選手」なのか。サイン出してもできないから、出さない。

 

ものは言いよう。
 
まあ、青道と当たるまで、それ以外必要なかったでしょう。
 

似たようなバッターが青道にもいたな。「ブンブン丸」こと、結城将司1年生。この人もホームランを打つことしかできない。頭の中にも、それしかなさそう。片岡監督の指導で、もう少し色々使える打者になるかな。

 

降谷も全力投球。パワーとパワーのガチンコ勝負炎

 

 

山岡の打ったボールは力強く上がりホームランかと思われましたが、山岡いわく「押しきれなかった」。これでも詰まらされたんですね。だから、打球はフェンスを越えない。

 

青道の外野はあまり深く守っていなかった。山岡のパワーを甘く見ていた(判断ミス)。でも麻生は走って、見事キャッチ、さすが・・・と思ったら、ジャンプしたままフェンスに頭から突っ込んだ。

 

山岡は、降谷の剛速球を詰まりながらフェンス脇まで打てたのだから、凄い。一方、降谷は山岡を詰まらせホームランを打たせなかったのだから、さすが。このパワー勝負、引き分けかな。

 

麻生は大丈夫?結局アウトなの?---それは次回278話。

 

 

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