前回ダイヤのA act II 30巻 第267話 修羅場でも降谷はひとりぼっちじゃないで気になったことが2つ。

 

1つ目は、カルロスが降谷に対して言った言葉「それなりに修羅場をくぐり抜けてきたってことか」

 

何となく、降谷ひとりで修羅場をくぐったんだな、と考えているような。

 

たぶん、彼の頭には、修羅場をくぐってさらに強くなった成宮のことがあったんだと思う。

 

成宮が修羅場にいて苦しんでいたとき、同じチームの誰も手を差し伸べなかったのですよね。先輩がカルロス達に「お前ら何か言えよ、同学年だろ」のようなことを言ってた。でもカルロス達はしなかった。信じて待っていたと思う。先輩も同じ。監督が何かしたという描写もなかったような。

 

成宮のメンタルの強さは別格だから、信じて待っていればよかったのかも。

でもそれだけでなく、個人主義のような文化が稲城実業にはあるのでは。

まず個が強くなり、強い個が集まり同じ方向を向くことで、相互作用が生まれる、ような。

稲実は、職人集団、というか。

そこに、精神力の強い成宮がいて、自分で修羅場を克服してよみがえったので、

さらに、それでいい、という考えが強まったのかも。

 

一方、青道は対照的。

片岡監督のポリシーが、互いに育てあい、触発しあって、選手が期待以上の成長を遂げる、ような感じです。

 

選手の伸びしろは、青道のほうが大きいだろうね。

稲実は今3年生のスター選手たちが成宮のもとに集まってできたチーム。

チーム全体がピンチに陥ったとき、

両チームの実力が均衡している決勝のようなとき、

青道の方が強いんじゃないかな。

 

今年は投手、沢村と降谷の成長もあって、

チームの力も青道のほうが上なんじゃないか。

 

青道対稲実の決勝戦、青道の勝ちを予想します。

 

 

 

2つ目は、早乙女が打つ時に言った「上から叩いた」

これはやはりゴロを打とうとしたんでしょうか?

ゴロ打とうと上から叩いて、

ボールの力に負けたりすると浅いフライになりますか?

どなたか教えてください。

 

 

 

前回の続きに戻ります。

 

3番バッター早乙女が打った

センターへの浅いフライ。

アナウンス「タッチアップには微妙な位置か」

 

ホームインできない距離かもしれないんだ。

 

カルロス左足で三塁ベースをリタッチ。

ホームの方に頭が傾いていく。

 

金丸、心の中で応援「・・来るぞ。東条ーー」

 

東条のグローブが球を捉えると、

カルロスの足がベースを蹴る。

アナウンス「三塁ランナー、カルロス、スタート」

ギャッ

猛発進のカルロス、

まるでレースカー。

倉持もだけど。

 

 

センター東条「この浅さで帰したら・・青道のレギュラーは名乗れない」

いつもの温和な顔とは別人。

バックホーム投球直後は空中を飛ぶ迫力のフォーム。

 

ただそのぉ~~、気になるのは

「名乗れない」

って言ってるところ。

「青道のレギュラーは名乗ってないぞー(なめんじゃねえ)」

ではないんだよね。

ちょっと弱気。

もう青道の不動のセンターなんでしょ。

 

もっと強気になってくれえ、近いうちに。

ホーム帰れると思ってんのかー

っての丸出しでok。

 

 

カルロス、右足をブレーキにしてストップ。

東条からの矢のような返球を

御幸が胸の前でしっかりキャーッチ。

 

みんな腰低い。足腰強いなあ。

 

カルロス三塁方向へ戻る。

アナウンス「帰れない、帰らせない。センター東条のストライク返球」

アナウンサーさんも認めてます、東条。

 

まだ殺気の残る東条。

青道「しゃあ!」

 

麻生と金丸が「グッジョブ」と、親指を立てる指サイン。

沢村「とーじょー」と叫んでる口が縦長、鳥の口みたい。

「とおー じょおー」の「お」の発音が長いから。

 

「ツーアウト!」「ツーアウト!」口々に叫ぶ青道ナイン。

 

降谷も指サイン出してる・・・・・ん?

クール顔で出してるそれ、

「I love you」の指サインじゃないか?

親指、人差し指、小指、

指3本立ってるよ。

 

僕はみんなのこと愛してるっていう、降谷の意思表示か?

ふふふ、まさかね。だったりして・・・

 

ツーアウトの指サインって、キツネの形なんじゃ?

 

 

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今日はここまで。

 

次回 第267話 その3:国友監督の誤解 に続きます。