6年前に今アメリカでついている先生と出会った思い出の音楽祭。
6年ぶりに会う、懐かしい顔ぶれとの感動の再会を果たし、音楽祭はスタートしました。
2週間の期間中、8回のプライベートレッスン、3回のマスタークラス、2つのソロコンサートに、1つのコンチェルトをオーケストラと演奏させていただきました。
自分が関わっていなくとも、参加者が演奏するマスタークラスは毎日3箇所で行われていて自由に聴講できるし、コンサートは毎晩6時と9時から、2つずつありました。
ここまで充実した音楽ライフを送れる音楽祭も珍しいと思います。
そして、ペルージャは美しい!
町全体が丘になっていて、町の中心地へ行くための大きなエスカレーターがあります。
町から町へ移動するエスカレーター。(こう書くと、何だか未来都市のようですね。笑)
長い階段でもいけますが、本当に丘の上に町があるのです!
見渡す限り美しい、中世の色を濃く残した町。
至る所に古代ローマ時代の遺跡が見られ、コンサートが行われる場所もフレスコ画がびっちり天井に描かれた場所だったり、細部まで美しい彫刻が施された教会、地元市民がジェラートを持ちながらゆったり楽しめる野外ホールなど、とても面白かったです。
野外ホールではバイクで旋回するお兄さん方に邪魔され、一時演奏を中断せざるを得ない事態になったり、コンチェルトの1楽章と2楽章の間に犬がオーケストラの中に紛れ込んだりとハプニングは続出でしたが、、、ここはイタリア。
ハプニングがあってこその国、心大きく、笑って許せる空気がここにはあります。
人々はのんびり人情厚く、毎日2-4時はシエスタ、路上で風情豊かに楽器を弾く人がたくさん、日曜日はお休みの日。
週末の夜は活気があって、バーは笑い声と恋人たちと、歌声のような大きな喋り声で溢れ返ります。
今回は、とにかく“多くのこと”を吸収したかったので、ほぼ全てのレッスン・マスタークラスに違う曲で望み、面白いと思った人には進んで声をかけにいきました。
そしてコンサート後はバーなどでナイトライフも楽しみ、たまには教授陣とも飲んでみんなで少し酔っ払って。(音楽家のジョークはたまにブラック過ぎます。笑)
結果的に多くの価値観に触れることができて、とても色濃い2週間になりました。
たくさんの人と出会った中でも、良く行動を共にする仲間は限られてくるものです。
人生に一度の夏だけの集まり、たった2週間だけどお互い刺激しあって、楽しんで、毎日異国の地でファミリーのように心を許しあっていた友人10人。
パーティー仲間でもあり、たまには真剣に、夜中まで噴水がある広場の階段に座ってお気に入りのケバブ片手に語り合ったり、カードゲームを楽しんだり。
こういう場で出会った人たちとは特別な縁でつながるような気がしています。
今の時代はFacebookがありますから、別れた後でもグループメッセージで今もたまにやり取りできるのが嬉しいです。
皆が言うことは同じ・・・思い出を語り、笑い話を思い出し、来年も集まろう!ということ。笑
たくさんの方々、教授陣の方々のサポートのおかげで私たち参加者は多く学び楽しむことができましたが、各国(アメリカ、マレーシア、韓国、ドミニカ共和国、ハワイ、リトアニア、ボリビア)から集まったこの自由人10人の友人たちには、特に感謝しています。
知り合って間もないのに、彼らに色んな意味で元気付けられ助けられました!
音楽の世界は狭いので、またいつの日か絶対に再開できるでしょう!
それに彼らの多くはアメリカで学んでいるので、お互いに会う機会はまたありそうです

もう一つ、面白い出会いがありました。
ペルージャに住んでいるロシア人のジャズピアニスト・グレッグとの出会いです。
音楽祭の参加者ではありませんでしたが、友人の一人は何かの拍子にひょっこり出会ってから私たちグループと良く遊ぶようになり、音楽祭の全てのコンサートに顔を出してくれました。
一度、私のカードがATMに吸い込まれるという事件があったのですが、英語の通じない警察官に私が道端で一生懸命説明しているのをたまたま通りかかったグレッグが見つけてくれて、イタリア語で通訳して助けたりしてくれました!
地元に友人ができると便利・・・という話ではありませんが、出会いって面白いなと感じたエピソードです。
音楽祭の話は書いても書いてもつきません。
まだ思い出が鮮明すぎて、何から書いていいのかわかりません。
次はマエストロ・セルゲイ・ババヤン氏とのコンチェルトのお話、リハーサルのお話、先生方との思い出など書きたいと思います。
良い週末を・・・
Rui






