気持ちが落ち着く街だ。渋谷から電車で1時間弱で都会の喧噪から離れることができ(観光客が集まる所さえ避ければ)、自然にも恵まれている。東京からちょっとした週末の get-away には最適な目的地。
友人と駅近くの和食屋で軽く昼食を済ませた後、混雑の小町通りを通りぬけて、まず、大仏と並んで鎌倉のシンボルの一つの鶴岡八幡宮を訪れた。境内に入り、まず目に入って来たのが舞殿。その傍を通ると、本宮に続く階段の左手にある樹齢千年といわれる立派な大銀杏樹が参拝者を出迎える。
舞殿樹齢千年の大銀杏樹
http://www.kamakura-burabura.com/meisyokamakurahatimanguu.htm
しかし、混んでいる。あまりの人の多さで、本宮に入ることなく、私たちは住宅街を通り抜けて源氏山公園に向かうことにした。鎌倉には気品が漂う立派な数寄屋造りの屋敷が多くある。その一方、築浅のモダンなデザイナーズ住宅も目立つ。なぜかその新旧共存の風景に違和感がない。こういった建築物を鑑賞するのも鎌倉を散策する楽しみの一つである。
園内では若者たちと家族連れが芝生に寝転がって小春日和を楽しんでいた。源頼朝像を回って、銭洗い弁天にお参りし、「山」を下りた。恥ずかしい話だが、私は歴史、特に日本史に弱く、歴史名所についての背景知識は皆無に近い。だから、ここでは敢えて歴史名所について多くは語らない。と言うよりも、語れない。
いよいよ歩き疲れた。鎌倉市役所の近くの甘味処「こまめ」で豆腐入り白玉あんみつをいただきながら一休みを取ることにした。白玉あんみつにうるさい友人は本当は話題の「茶房雲母(さぼうきらら)」に行きたかったが、あまりの行列(55名待ち)を見てあっさり断念。おいしい食べ物には目はないが、30分以上並んでそれにありつけたいほどの根性を持ち合わせていない。
休憩後さらに小一時間半歩いた。時は午後6時。ワインが飲みたくなった。
早めのディナーに立ち寄った小町通りにあるcozyなイタリアンレストランの名はDolce far niente (ドルチェ・ファール・ニエンテ)。リーズナブルな値段で満足のできる味とボリューム。さっぱりしたシラスとキャベツ アーリオオーリオがお薦め。イタリアンなのに、メニューになぜかカレーが。好奇心に煽られて注文した。スパイスがよく効いて、これもまた結構な一品だった。夕食後、帰途へ。
秋の鎌倉。視覚と味覚で楽しめた日曜日の午後。冬が来る前に、もう一度ここを訪れたい。今度は、写真撮影に。
http://www.e-ri.net/dfn/
*以上の3画像はレストランのサイトからの転載



