にわか天文好きのKogoさん。
先月日食ツアー(オーストラリア)に行った時の記録です。
2012年11月14日。
観測地は、ケアンズの内陸部の小高い丘の上で観測しました。
写真には載っていませんが、周りには人(日本人)がたくさんいます(・∀・)
皆既日食は明け方開始だったので、夜中の1:30に現地入り。
夜中は、雲が出ているものの
南十字星や逆さオリオンや天の川が見られるほどのお天気でした。
しかし、明け方になって、太陽に温められた海側から大量の雲が発生。
雲がもの凄い速さで東から西に流れて行くも、
太陽が昇る箇所ばかりが雲の厚さが増すばかり。
第一接触(食の始まり)時点は夜明けの数分前だったので
現地から見ることが出来ないのですが、
でも太陽がどこから昇ってきたのか分からないぐらいの厚い雲たち。

実際、第二接触(太陽が月の後ろに完全に隠れる始まり)の2分前まで、
太陽の位置さえも分からなかったんです。泣。
なんとなくこの辺りに太陽がある気がする…
雲がぜんぜん晴れない…(x_x;)
その場に居た全員が絶望に打ちひしがれていました。
「第二接触まであと1分…」
現地には日食の動向を知らせるカウントダウン機器が持ち込まれていました。
そのカウントダウンが聞こえる中…
「第二接触まであと…」
「10」
「9」
「8」
「7」
「6」
「5」
「4」
「3」「あ~っ(歓声)!」カシャカシャカシャ←カメラの音
カウントダウンの「3」のところで太陽が顔を出してくれたんですよ~!
見ることが出来たんです~!
3秒前ですよ!
「ん?」って現れてくれたんですよ~!
執念で雲を動かしたのか、奇跡を見たような感じでした!感動しました(TmT)
そして、そのとき撮影した私のしょっぱい写真をどぞ。
興奮状態で手振れしすぎヽ(;´Д`)ノ
空の色が一気に月の裏側に吸い込まれたような気配と、
その中で神々しく発するコロナが印象的でした。
何と言ったらいいのか、今までに感じたことのないこの空気感。
昔の人が「死」を予感させると言ったのがなんとなく分かる気がしました。
ま、結論を言うと、皆既日食見られました♪
もう、とんだ博打でしたヽ(;´Д`)ノ
何回もいろんな日食ツアーに参加している方でも
「こんな奇跡的なのはない」と言っていましたが、
いろいろ最悪な情況を想像しまくりでしたよ orz
次の日食ツアーのこと考えたり…金銭的なこと考えたり…(´□`。)
実は第二接触の30秒ぐらい前に、
私が居た場所から50メートル離れた団体から先に歓声が上がったんです。
(私たちが見られたのは第二接触の3秒前)
つまり、ほんの50メートルの差でも、
見える見えない人が存在したと。ホント際どい観測でした。
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明日(14日)の未明にふたご座流星群の極大(流星が最も飛ぶと予想されている時間)ですね。
極大時間は午前8時。日本ではもう夜が明けているけど…。
一時間に50~60個観測できる流れ星全部に、お願い事をするつもりです( ´皿`)
今日はこれから仮眠を取って、夜中からの観測に備えます♪
おやすみなさ~い。