前回からの続きです
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2023年9月 9歳
BUN 39.7 CRE 2.48 リン5.0
↑レンジアレン服用中の結果
2024年1月
BUN 43.8 CRE 2.32 リン 4.6
↑レンジアレン服用中(3か月弱)中断中の結果
血液検査は、内服中と有意差見られず。
獣医師の先生と何で~、クーちゃんにとってレンジアレン服用の効果は?
その後、様子見ながら4月中旬~レンジアレン再開。
7回目~嘔吐があり、10回服用した頃、再び中断。5月初めの事でした。
5月下旬、定期の受診をしたところ、先生から ご提案が。
『今回の採血は外注なので、一緒にFGF23を測定してもいいですか?』
いいですよ~と返事したものの
FGF23 聞いたことない…
それは 何…
新種のマーカー?と、思ったら ホルモンでした
知識をアップデートしなくては、数千円の検査をするのに、先生からの結果説明が・・・
… 意味不明な言葉に聞こえてしまう
読んだだけではすぐに忘れてしまいそうなので、メモ。
FGF23(←線維芽細胞増殖因子23の略)は、骨のなかにある「骨細胞」という細胞内でつくられているホルモン。
FGF23は、血中のリン濃度を一定に保つはたらきを担う。
リンは、骨や歯の形成に不可欠なミネラル。
血中のリン濃度が調節されることで、体内では、強い骨や歯をつくるはたらきが維持される。
FGF23は、腎臓と腸管の2つの場所で働く。
腎臓と腸管は、どちらもリンの出し入れを行う器官で、FGF23により、血中リン濃度を低下させる・・・ らしい。
FGF23は、腎臓にリンを外に出せ
腸管にリンを吸収するな
とすることで、血液中のリンを上昇させないようにするホルモンなのでしょう
じゃ、どう臨床に用いるの?
FGF23は、血中リン濃度の上昇より先に上昇するため、リン制限食開始時期の指標・食事療法による、治療効果の判定に使える
リン制限を早すぎる時期におこなうと、筋肉量が低下し生活の質が低下する可能性がある。
適切な時期でのリン制限は寿命を延ばす要素となる。
今の療法食の内容が適切かどうかの判定材料にもなる。
クーちゃんの場合、食事療法による治療効果の判定の意味合いでしょう。
とりあえず、基準値を知っておこう
300pg/mL以下 基準範囲内
300-399pg/mL わずかな高値
400pg/mL以上 明らかな異常
ですが、クーちゃんは今、慢性腎臓病ステージ3なので、500~1500くらいである可能性があると思って説明を聞いた方がいいでしょうかね? 結果は後日
これだけは覚えておこう
腎臓病の早い時期にFGF23は上昇→今後腎臓病の進行に注意という目印になる。
少し勉強になりました。
これで、結果を聞いても少しは理解できるかな。
私のは、ただのメモです。
そんなメモでも、誰かの参考になれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました