古墳の山口です。
セカンド起業というのは、
時間と労力が「勤務」と「起業」に分散するので
とっても効率が悪い働き方です。
「起業」で必ず必要となる
「24時間、せめて起きている間は
起業について考えている」という訳にはいかず、
勤務時間は起業について考えるのは難しく、
一方、「勤務」で一定時間を提供する代わりのメリットである
福利厚生などは、
セカンド起業的な勤務時間では権利が得られないこともあります。
そんな困難さがあるというのに、
私は長いこと、セカンド起業について
「『起業』の『好きなことが出来る』ところと
『勤務』の『安定』が両立できる」なんて
考えていました。
ええ、甘かったです。
とんでもない甘ちゃんです。
自営というのは
自分の時間と労力、ライフスタイル等のすべての要素を
常に駆使して、
自分の仕事を作り続けなければ
とても成り立たない。
そして、勤務職というのは
自分の安定した労働力と時間を提供する変わりに
ある程度安定した雇用や収入を得るもの。
「時間も労力も、上手いこと半分ずつして
いいとこどりしよう」なんて
起業に対しても、勤務に対しても
なんて甘かったんだ!と
いまさら、驚愕しています。
ほんとにいまさらですが。
セカンド起業、というのは
「自分ひとりの時間と労力に
『起業』と『勤務』の両方を
少なくとも、それぞれ8割くらい
(ゆくゆくは、起業のほうは100%分)
ねじ込める覚悟と気合と体力がありますか?!」という、
過酷な選択だったのだ、と。
ほんとに、セカンド起業をどれだけ私はなめていたのか。
そりゃあ、長年あわあわし続けるはずだわ。
とはいえ、世の中には
「セカンド起業」をこなしている方々もたくさんいらっしゃる。
そういう方々をSNS越しに観察していると、
私は自分が「セカンド起業」というものに対して
大きな誤解をしていたことが、分かったんである。
それは、
セカンド起業とは
「起業:勤務」=「1:1」ではない、
ということ。
つまり、起業と勤務を同じ比重にしてはいけない。
それはよく考えれば当然のことで、
自分の時間と労力を半分ずつ、起業と勤務に使ったとして
勤務で得られる収入が5、起業で得られる収入が5、だったとする。
これが「勤務が5、起業が8」になれば万々歳だが、
起業は安定していないがゆえに起業なので、
「勤務が5、起業が3」になることもありうる。
このとき、「あ、やばい」とあわてたとしても
「勤務を5から7に上げる」ことは
すぐには出来ないんである。
だから、「勤務が5」部分だけで、生活が回せているのかどうか
そこを確認して
勤務を選び、その上で
起業を足す余力があるかどうかを見極めて
出来る、というかやってみせる、と覚悟したうえで
起業を足さないといけない。
そして、起業、自営というのは
自分を賭けて真剣にやってないと
あっという間にお客さんからもSNSからも忘れられる。
それだけの手間と労力を起業用の時間の中で
やる、という覚悟があるのかどうか?
そんなことは当たり前のはずなのに、
私は下手に起業で小金をいただけたがゆえに
だんだん「勤務部分が減っても大丈夫」と思い込んでしまい、
起業の真剣さが足りないまま、セカンド起業をしていた。
セカンド起業だろうが起業専念だろうが、
起業、自営というかぎりは
「勤務もあるので」なんていうことは忘れてるくらいの
熱意が必要だった、というのに。
そういうことに、私はつい最近まで
起業系のビジネスコースに参加していて、
徐々に気が付きました。
起業一本でやっている方々というのは、
自分のすべてを賭けている。
諸所の清濁を併せ呑んでも
「この起業を成功させる」という強い信念のもの
全ての時間を過ごしている。
起業というのは、そういう世界なのに、
そこに「好きなことがお金になればいいなぁ。」なんて
フワーーっと入っているなど
迷惑以外のなんでもない。
そういうフワーーとした人をカモにする気の人ならともかく、
そうでない、真剣な起業家の皆さんにとっては
フワーーなど、業界妨害以外の何者でもない。
地道でない起業などないし、
暑苦しいほどの熱意のない起業家などいない。
スマートであることなど、ありえない世界なのだ。
それなのに、私は何をやっているのだろうか?
「自分はなんか熱意が薄いし」と思っているのは、
「セカンド起業は、スマートに両立しなきゃ」なんて
思っていたからかもしれない。
セカンド起業こそ、とてもスマートになど出来ないはずなのに。
「地道」な起業は、当たり前なのだ。
そして「地道」と「冷めている」は違う。
そんな事実を、改めて突きつけられて
ほんとに起業数年経ってるんですか?の春なのである。


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