今日、書き込み式本↓
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を書き込み始めて、
「今の私は『好き』どころではなく
生きているだけで精一杯で、
『好き』なものを選ぶ余裕など考えられないのだ」
ということに気が付き、
愕然とした、というのが
前のブログ。
猛落ち込みから、
少し立ち直る。
『好き』を選ぶ元気もないような状態なのだ、ということを
気付いただけでも、よしとしよう、と思う。
それにも気付かず、
「『好き』なことはこれのはず!」と好きでもないことをがんばり続ける結果が
毎年全国で3万人いるという自殺者、なのではないか、と
ぞっとする。
豊かなはずの、現代の日本で
「生きているだけで精一杯」な、
それも真面目でズルもしなくて一生懸命なのに
カツカツで苦しんでいる人が
どれだけ居るだろう、と思い至る。
「『真面目でズルをしなくて一生懸命なところ』を直せば、
ラクになれるよ」なんて助言されては、
「『真面目でズルをしなくて一生懸命』なことを止めたら
いったい何をすればいいのか?!
『不真面目でズルをして手を抜く』なんてのは、
人間として生きている価値があるのか?!」と
激怒するだろう。
私がそうだから。
真面目でズルをしなくて一生懸命なのが
私のとりえ。
不真面目でズルくて上手に手を抜く人間が
大嫌い。
もちろん、自分がそんな糞人間になるなんて
許せない。
『好き』なことだけするなんて、
不真面目でズルくて手抜きな生き方だ。
・・・そう信じて、
「真面目にズルをせず一生懸命」に
『正義』を選んで生きてきたのだ。
その結果が、
「生きているだけで精一杯」な
瀕死の状態。
瀕死なら、まだ救いがある。
きっと、瀕死を越えて
死んでしまった人も
いるだろう。
でも、そこで
死んでは元も子もない。
死んではいけない。
そう、死んではいけないのだ。
「真面目でズルをせず一生懸命」に生きることを美学としてきた人間が忌み嫌う
「不真面目でズルくて上手に手抜きをする」生き方を
選ばなくてはならないとしても、
それでも、彼らには
生きていく価値がある。
それでも、私たちには
生きていく価値がある。
生きていく価値があるから、
「不真面目でズルくて上手に手抜きをする」生き方をしてでも
好きなことをして、生き延びよう。
それが、世の中の
「真面目でズルをしなくて一生懸命」な人たちに必要な
メッセージだと思う。