資格取得の専門学校が台風でお休みの

ラピス・かお ですので、

学校で習ってきたお話もたまには。


簿記の先生が持ってきていらっしゃった本を

お借りしました。

先生のお知り合いが書かれた本だそうです。

ドラッカーと会計の話をしよう/林 總
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レストランオーナーが経営に行き詰まり、

店を売却するためにアメリカへ。

その飛行機の中で出会った富豪から

「ドラッカー的な会計の読み方」を教わる、という話。

実際の儲けを、会計書類からは見えないところから

読み取る、というのがミソ。

「実際のムダは、数字からは見えない。

現場を見てこそ、数字データが生きてくる」に納得。



面白かったので、同じ著者の方の

別の本も読みました。

こっちのほうがメジャーかな。

餃子屋と高級フレンチでは、どちらが儲かるか?/林 總
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餃子屋と高級フレンチでは、どちらが儲かるか? (PHP文庫)/林 總
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女性服飾デザイナーが亡き父から継いだ会社は、赤字で倒産寸前だった。

古株の経理部長たちの嫌がらせを切り抜けて、会社を存続させるために

社長になった彼女は、同じマンションに住むファイナンシャル・アドバイザーに

助言を仰ぐことに。

不良在庫を抑えて早いスパンで商品を現金化する流れを作る体制作りは、

つい溜め込みがちな「家庭内在庫」を抑えて、お金の流れを良くすることに

応用できるのではないか、と思い、

今家にある「不良在庫」を洗い出して、現金化しようと思いつきました。

(あ、それで家の片づけを始めたのか)



どちらの本にもあるのは、

「数字上は儲かって黒字なのに、実際には赤字で倒産する恐れもある。

数字だけに頼らず、現場をきちんと見ること」。

いわゆる黒字倒産は、数字をいじくることで現実を誤魔化してしまうから起こる。

現実を見つめる強さが大切、ですね。