ラピスラズリ・ガーデンの山口かおりです。


私が最近考えているテーマは、
おそらく女性共通のテーマではないかと思うのですが、

「根性と善意に頼らない」

ということ。

これは、人様の根性と善意を当てにしない、と同時に
自分も根性と善意で乗り切れると思わない、ということ。


私の結婚生活、話し合いが終わってもうすぐケリがつくのですが、
振り返れば、
「自分は『根性と善意』で頑張ったのに、
相手は根性無しで思いやりがなかった」
とお互いが思い至ったことに尽きる。

「根性と善意の上で、人は生きられる」という前提で生きていたので、
そういうことになった。
根性と善意を頼みにして生きると、
同じ種族しか寄って来なくて
「根性と善意ベースの世界」になる。
それは、
「いつも無理をしている」世界でもある。

「自分は実は根性無しで、思いやりの何たるかも分かっていない」と気づいた途端、
私の「根性と善意の世界」は崩壊した。

頑張ったとは思うよ、でも
私はもう今後は睡眠時間を削って夜中に働いたりしないと思うし、
自分の自由時間もないくらい地域のボランティアに力を注ぐこともないと思う。
その「根性と善意」は自己満足に過ぎなくて、
人と繋がり役立つ糧にはなりにくかった。


その代わりに必要なのは、
根性や善意に頼らないで済む「仕組み」だと思う。
「仕組み」と書いちゃうと味気ないけど、
その基礎が、自分の人生を自分で設計することで、
自分の人生に責任を持つこと、
そして他人の人生の責任を取らないこと、
だと思う。
他人の人生の責任を取らないことって、
早い話が、他人の期待に応えないこと、だと思う。

「根性と善意を行動の原動力にしないとしたら、
自分は何のために動くだろう?」
そう自分に問うた時に出た答えが、
その人の本当の「原動力」なのだと思う。
ちなみに私の場合は
「気付きやきっかけを分かち合うこと」です。