


薬師寺は中学の修学旅行で行ったきりだけれど、大好きなお寺のひとつ

奈良へ行けば、いつでもこの写真のような光景があると思っていたけれど

しばらく見られなくなると思ったら、無性に恋しくなってしまいました



左に見えるのが金堂、真ん中が昭和に再建された西塔、右が今回解体修理される東塔

こちらがその東塔を正面から見た写真

天平の時代に創建されたお寺で、当時の面影を残す三重塔は
フェノロサが『凍れる音楽』と例えた美しい塔で国宝です

私の中学2年の担任は、日本史と美術の先生でした

歴史の授業も美術の授業も、それはそれは興味深い楽しい時間でした

私が美術鑑賞や歴史が好きなのも、この先生の影響も大きいかもしれません

歴史全体の流れは勿論、こういった歴史的建造物や仏像や宝物・絵画や彫刻を
歴史と美術の両面から鑑賞する楽しみを教えてくれた先生でした

神社仏閣に関する様々な知識をこの先生から授かって
京都・奈良を訪ねる修学旅行で目の当たりにした光景は、今でも色鮮やかで

私は友人とのおしゃべりもそっちのけでひたすら写真を撮ったし



間もなく東塔には足場が組まれ、ビニールシートに包まれ、調査が始まるそうです

最初の写真の景色が再び見られるのは、平成31年だと言っていました


奈良は現在、唐招提寺も解体修理中で少し寂しい気がします…

平成31年の私はどうしているのだろう?などとちょっと思ったり…


薬師寺のニュースを聞いて、自分の過去や未来のことを少し考えました

