放射能について正しい知識を!! ※転載記事です | Blue Moon

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1日の終りに月を見ることが楽しみです♪
めったに見られない青い月を人生の中で何回見ることができるでしょうか?
一期一会を大切にしたい。そんな思いからこのタイトルをつけてみました。
日々の出来事や、私のオススメのものなど、自由気ままにUPしたいと思います。

福島第一原発、1号機~6号機のうち、
1~4号機までが冷却機能を失い、
水素爆発してしまい、広範囲に放射能が
漏れた事故に日本中が震撼していますね。

現在、4号機の使用済み核燃料プールの水が
沸騰し、水位が低下している可能性があるとの
ことでさらに不安が高まっています。
プールの冷却水が減り続ければ、放射能レベルの
高い廃棄物を含んだ燃料棒が露出する恐れがあるそうです。

放射能に関して、多くの人が不安と戦っている中、
ヨードチンキやうがい薬などのヨウ素が含まれるものを
「安定ヨウ素剤」の代わりに飲んだらいいとか、
昆布にヨードが含まれているからたくさん食べると良い、
といったデマや、昆布のヨードが含まれているサプリメントを
飲めば放射能対策になるといった詐欺行為があるようです。
正しい知識を持って、十分に気をつけてくださいビックリマーク

もし、放射性ヨウ素が大量に体の中に入った場合、
医師が処方する安定性の(放射線を出さない)ヨウ素剤 を
服用することで、放射性ヨウ素が甲状腺に
取り込まれることを阻止することができるそうです。


【ヨードの必要量は、1日約0.1mg】
日本人は海藻類からのヨード摂取が多く、それが原因で
甲状腺疾患が多いです。
成人は1日の無機ヨードの必要量が100から150μg
それに対して日本人は普段から、1,000~4,000μgを
摂取することが多い(μg=マイクログラム=1グラムの100万分の1)

・コンブは乾燥重量の約0.2%から0.3%のヨード含有
・昆布の佃煮1g中に約1.3mgヨードを含有
・昆布だし10ml中に0.5mgヨードを含有
・ひじき1g中に約0.4mgヨードを含有
・わかめ・海苔は1g中に約0.1mgヨードを含有

いつも以上にヨードを大量に摂ると、
甲状腺疾患になる可能性が高くなるので注意


【放射能対策グッズ】OLIVE 「誰も知らない震災対策」より抜粋)
水と食料などはもちろんですが、その他を参考にしてください。
◯絆創膏(傷口から入るので)
◯帽子など頭を覆うもの(髪の毛に付着するので)
◯防塵マスク(できれば隙間のないもので3μm以下の塵を通さないもの)
 ※防じんマスクがなければ、ぬらしたハンカチで。
◯レインコート(フード付、衣服に付着するので)
◯ポリ手袋(汚染を防ぐため)
◯ゴミ袋(汚染物を入れる、避難地を放射能で汚さないよう)
◯トロロ昆布 
  ※ヨウ素をたくさん含む食品 
    ダントツに昆布(乾燥昆布・トロロ昆布)、乾燥わかめ、いわし、さば、
    かつお、焼き海苔 など。
ただし、含まれる安定ヨウ素が一定ではなく、
    十分な効果を得られるかは不明。
昆布などは良く噛まなければならず、
    消化過程が必要であり、吸収までの時間がかかります

◯靴が入るポリ袋(靴を汚染から防ぐ)
◯ガムテープ・食品ラップ、またはポリエチレンシート
(窓や換気口の密閉に)
◯ペット用トイレの砂、大きめのポリ袋(閉じこもり・トイレ用) 
◯地図
◯できたら放射能探知機か警報器。


放射能について詳しくかかれたサイトがありました。

独立行政法人 放射線医学総合研究所
http://www.nirs.go.jp/index.shtml

以下転載記事

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

一般的な除染の方法(水が利用できる方へ)
http://www.nirs.go.jp/information/info.php?129

東京電力(株)福島第一原子力発電所事故に関し、
被ばく等の可能性をご心配になられている方は、
先ず、 以下のことを行っていただきます様お願い致します。
汚染があったとしても、以下の処置でかなりの程度
放射性物質を洗い落とすことが出来るはずです。

1.洋服、靴をぬいでビニール袋に入れる。
2.布やウェットティッシュなどで拭いとる(ふきとった布などは
 ビニール袋に入れて捨てる)。

シャワーが利用できる方は以下のことを行ってください。
1.髪をシャンプーする。
2.顔を洗う。(石鹸、ボディソープ)
3.体を洗う。耳の中、爪の間も洗う(石鹸、ボディソープ)。
4.洋服は洗濯するか、気になるようでしたら捨てるのがよいでしょう。


一般的な除染の方法(水が利用できない方へ)
http://www.nirs.go.jp/information/info.php?130

東京電力(株)福島第一原子力発電所事故に関し、被ばく等の
可能性をご心配になられている方は、先ず、 以下のことを
行っていただきます様お願い致します。
汚染があったとしても、以下の処置である程度の放射性物質を
ふき取ることができます。ふき取った後は、 汚染が広がることは
ありません。

1.洋服、靴をぬいでビニール袋に入れる。
2.布やウェットティッシュなどで拭いとる(ふきとった布などは
ビニール袋に入れて捨てる)。



東北地方太平洋沖地震に伴い発生した
原子力発電所被害に関する放射能分野の
基礎知識

http://www.nirs.go.jp/information/info.php?116

1.原子力発電所の事故により、周辺地域の住民が
気をつけることは何ですか。


①まずは、ラジオやテレビ、あるいは市町村からの情報
(広報車や防災行政無線、有線放送など)から情報を入手します。
正しい情報に基づいていないものもありますので、うわさには
惑わされないようにします。
地方自治体から、屋内待避あるいは避難の指示があった場合は、
速やかに対応して下さい。

②屋内待避の場合、窓やドアを全て閉め、換気扇を止めるなどして、
外からの空気が入らないようにします。次 の指示が出ることも
ありますので、情報には十分気をつけてください。

③避難する場合は十分時間の余裕があるので落ち着いて行動します。

④避難区域内の作物については、安全が確認されるまでは、
摂取を控えてください。


2.住居から避難するときには、何に気を付けたらよいですか。

①放射性物質を体内に吸い込まないために、屋外ではタオルや
木綿のハンカチを折って、水でぬらして固くしぼり、口や鼻を
保護してくだい。ほとんどの放射性物質の吸い込みを
防護することができます。

②帽子をかぶるなど、できるだけ肌を出さないようにしてください。


3.大気中の放射性物質は、人にどのような影響がありますか。
被ばくした量との関係についても、教えてください。


 大気中の放射性物質は、地表面や建物などに沈着して、
環境中にとどまることがあります。この場合、放射性物質の
沈着した飲料水や農作物を摂取することにより、放射性物質を
体内に取り込む場合があります。

 また、大気中の放射性物質は、直接吸入することもありますので、
外出するときには、直接吸入しないように口や鼻を保護してください。

 放射線に被ばくすると健康に影響を及ぼすことがありますが、
その影響の有無と種類は被ばくした量で違います。
被ばくした放射線量が、例えば100mSv(ミリシーベルト)以下では、
ただちに健康に影響を及ぼすことはありません。また、被ばくした
放射線量が高いほど数年後から数十年後にがんになる危険性が
高まると考えられますが、その危険性は、例えば100mSvの
放射線量で0.5%程度です。これは喫煙や食事 などの生活習慣を
原因とするがんの危険性よりも数十分の一程度低い値で、
過度に心配する必要はありません。


4.安定ヨウ素剤の服用について

 放射性ヨウ素を体の中に取り込んでしまった場合(内部被ばく)
には、避難所等で配布される安定ヨウ素剤を 指示通りに服用
することが重要です。
 これは体の中にはいると甲状腺に集積するので放射性ヨウ素が
入る前や直後に安定ヨウ素剤を服用し、放射性 ヨウ素の取り込みを
阻害したり、希釈して甲状腺への影響を低減させようとするものです。
 しかし、ヨウ素剤の服用によってはアレルギーなどの副作用を
おこす場合もあります。また、安定ヨウ素剤 は、放射性ヨウ素が
体の中に入った場合のみに有効で、外部被ばくや他の放射性核種
には効果がありません。
 従って、服用の必要があるかないかは、環境中への放射性ヨウ素の
放出量から受ける被ばく量を推定し、医学 的観点から決定すべきものです。


5.報道で伝えられる数値の意味を教えて下さい。

・100,000cpm(双葉避難所で避難住民の靴から測定された値)

 報道で伝えられている100,000cpmについて、一般的に
放射線測定に使われているGMサーベイメータで測定したと
想定した場合、表面汚染レベルは、400Bq/ cm2となります。
ただし、測定する機器が異なった場合には、有感面積・機器効率が
違うため、計算結果は同じにはなりません。

 核種をヨウ素‐131と想定し皮膚に付着した場合には、皮膚の
吸収線量率の試算は次のとおりです。
 皮膚表面汚染密度1Bq/cm2あたりの皮膚吸収線量率(nGy/h)は、
ヨウ素‐131の皮膚の深さ70μmの とき、係数は
1319(nGy/h)/(Bq/cm2)となり、皮膚(深さ70μm)の吸収線量率は
0.53(m Gy/h)となります。
 皮膚の除染を行うことにより、吸収線量率はさらに小さくなります。

 ヨウ素‐131の半減期は8日です。汚染は、入浴や皮膚の代謝交換によって除かれると考えられます。
 皮膚障害は2~3Gy以上で紅斑がでますので、0.53(m Gy/h)ではまったく問題がありません。

・1015マイクロシーベルト(3月12日午後 福島原子力発電所正門
付近で測定された空間線量率の値)です。1時間この場所に
居つづけると、1015マイクロシーベルト(1.015ミリシーベルト)の被ばくとなります。

 原子力発電所に関して定められた一般の方の一年間の線量限度は
1ミリシーベルト/年です。しかしこの限度量 を超えたからといって、
健康影響があらわれるというものではありません。一般に
生活しているだけで、自然界 から被ばくしている線量は、1年間で
2.4ミリシーベルトです。世界の高線量地域では10ミリシーベルト
という場所もあります。(サイトに図があるのでそちらをご参考に)


6.福島県に住んでいます。福島県を通りました。

・影響はありませんか?
 放射性物質が放出されたことが報告されていますが、すでに
国や県が万が一に備えて、必要な住民の方には屋内退避や
避難を実施しています。これは、放射性物質からの被ばくや
放射性物質が体表面や体内に入らないよう にするためです。
どのようなルートで福島県を通過されたかによりますが、
1015μSv/hが測定された3月12日に正門近くで1時間
立ちつづけたとしても1ミリシーベルトですから、健康影響を
心配する必要はありません。

・何をしたらよいでしょうか?
 避難や退避勧告の対象となった地域の住民以外の方や、
旅行などで短期的に福島県を訪れた方は、基本的には
何もする必要はありません。


<参考> 放射線の単位
・シーベルト(Sv)
 人体が放射線を受けた時、その影響の度合いを測る物差しとして
使われる単位。

・ベクレル(Bq)
 放射能を表す単位。1ベクレル(Bq)は、1秒間に1個の放射性核種が
崩壊することである。

・グレイ(Gy)
 放射線が当たった物質が吸収した放射線のエネルギーで表される
放射線量。
 1Gyは物質1kg当たりに1ジュール(J)のエネルギーが
吸収されることを意味する。


その他注意事項等
・ヨウ素を含む消毒剤などを飲んではいけません
-インターネット等に流れている根拠のない情報に注意-
http://www.nirs.go.jp/data/youso-1.pdf
 
 放射性ヨウ素が大量に体の中に入った場合、健康への影響を
低減するために、内服薬である『安定ヨウ素剤』を医師が
処方する場合があります。
市販品としてヨウ素を含んだものはたくさんあります。ヨードチンキ、
うがい薬、のどスプレー、消毒用せっけん、ルゴール液などです。
これらを内服薬である『安定ヨウ素剤』の代わりに飲むのは絶対に
やめてください。

理由は以下のとおりです。
・うがい薬などの市販品は内服薬ではありません。これにはヨウ素
以外の成分が多く含まれ、体に有害な作用を及ぼす可能性のある物質も
含まれます。
・たとえ飲んだとしても、ヨウ素含有量が少なく、放射性ヨウ素が
集まるのを抑制する効果がありません。

わかめ等の海藻にもヨウ素が含まれますが、これらも効果が
ありません。
・ 含まれる安定ヨウ素が一定ではなく、十分な効果を得られるかは
不明です。
・ コンブなどは良く噛まなければならず、消化過程が必要であり、
吸収までの時間がかかります。

 以上のことから、消毒剤やうがい薬などのヨウ素を含んだ市販品は、
『安定ヨウ素剤』の代わりに飲んではいけません。
また海藻等を食べても十分な効果はありません。

 『安定ヨウ素剤』を医師が処方するものです。
原子力災害などの緊急時に、
指定された避難所などで
服用指示があった場合のみ、服用してください。




<放射線被ばく等に関するお問い合せ電話番号>
一般の方は、下記番号にお問い合せ下さい。(対応時間:8:30~17:15)
090-5582-3521
090-4836-9386
ただし、回線が十分に確保できていないため混み合うことが
予想されますが、ご了承下さい。

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ご参考になれば幸いです。

mai☆まいまい