こんにちは。

 
前回に続き、発達障害シリーズ 2⃣自閉スペクトラム症(ASD)(2)です。

ASDは相手に共感することができなかったり、こだわりが強かったりする症状があり、他人との意思疎通が難しいとされています。

ASDでもADHD同様に、脳の機能がうまく働かない症状があるといわれています。

 

それでは今回も引き続きASDについて見ていきましょう。

 

<ASDの人は脳の協調や共感にかかわる部分に違いがある>



ASDの症状は年齢とともに緩和されるということが経験的に知られています。

これは脳が年齢とともに発達し、特性も変化するという特徴があるからです。

普通の人の脳の体積は生まれてから徐々に増えていき、思春期にピークを迎えその後緩やかに減っていきます。

ASDの人の脳の体積は1~2年の間に急激に増加し、緩やかに一般の子供と同じ体積に近づき最終的に同じになりますが、1~2歳の頃の脳の発達のちがいにより、

脳の一部の体積が普通の人と比べて大小の差があります。

こうした脳の体積の特徴がコミュニケーション障害を引き起こしていると考えられています。

MRIなどの画像研究によってASDの人の脳のうち、共感によって他者の感情を理解する「偏桃体」などの領域で体積の減少が見られました。

 

<ASDには多くの遺伝子がかかわっている>



ASDは何が原因で発症するのかはわかっていませんが、ASDの発症には多くの遺伝子がかかわっていることがわかっています。

ASDの遺伝的要因がかかわる確率は約80%だといわれています。

この研究ではASDの発症にかかわる遺伝子が、脳の発達の初期段階から活性化するということや、ほかの遺伝子の活性を促したり、脳の神経細胞の情報伝達にもかかわったりしていることが認められています。

 
<ASDは女の子より男の子に多い>
ASDは男の子に多くその数は女の子の2~9倍といわれています。
一方で女の子は男の子に比べ言語能力が高かったりこだわりが軽度であるために、特徴が目立たないのではないかという研究結果もあります。
 
<ASDの特効薬はまだ開発されていない>
残念ながら、現在はまだASD治療薬は開発されていません。
しかし治療薬のカギを握るのは「オキシトシン」だと言われています。
オキシトシンは出産や育児にかかわる作用があると以前から知られていましたが、近年では社会活動や協調行動などに大きくかかわっていることがわかっています。
ASDの症状のある人にオキシトシンを投与したところ、反復行動が減少したり、
相手の視線を見て真意を判断しようとしたり、
コミュニケーションの際の表情が豊かになったりする
などの研究結果が得られています。
 
🌈ASD治療薬が開発される日もそう遠くはないかもしれません。✨



現在教育現場では、発達障害者支援法に基づき、ASDやADHDなどへの配慮が必要と判断された児童、生徒に対してさまざまな支援がなされています。
大学進学後も履修登録や学習支援、学生生活支援、就職支援、災害時の支援などの手厚い支援が行われています。
具体的な支援については
発達障害者支援センターなどで相談することができます。
 
ASDの人たちが生き生きとした毎日を送れるよう、利用できるものは
積極的に利用していきましょう。
 

 

最後まで  “らぱんのブログ” をお読みいただき

赤薔薇ありがとうございます赤薔薇

 

私自身、気管支喘息の持病があり、現在も服薬治療を続けています。
必要不可欠な服薬を止めることなく、西洋医学、中医学、予防医学

などのいいところを取り入れて、上手に薬を服用しながらも

身体によい食べ物や飲み物を経口摂取することで、心身ともにリセットできたら、若返りと同時に幸せも手に入るかもしれません。 

こんな嬉しいことはありません。

多くの方がより健康な生活を送れるように、身近なところからできる健康情報を少しずつ発信していきたいと思います。

どうぞよろしくお願いします。

 

 

 

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