こんにちは。

 

今日は尊敬する友人と増加傾向にある発達障害

について書きます。

 
友人はもう70歳を過ぎていて、
普通なら定年後の生活を楽しむ年齢です。
しかし彼女は天職ともいえるように、発達に遅れの見られる子供たちを今なお指導しています。
大学卒業後、会社勤めをしていて結婚後は子育てに邁進していましたが、子供たちの手が離れてくると
一念発起して以前から持っていた通常の中学高校の
教員免許のほかに特別支援学校の教員免許を取得しました。40歳をとうに過ぎてからの教員デビューです。



最初の赴任校は身体的に不自由のある子供たちもたくさんいる、いわゆる養護学校でした。

長年、その特別支援学校に勤務したのち、今度は小学校教員を目指したいとさらに免許を取得、定年まで勤めあげました。

 

定年後は小学校の臨時的任用職員に登録し、

産休教員や病休教員の代わりを務めています。

時を同じくして私も臨時的任用職員として

小学校に勤務していたので、お互いに励まし合ったり

愚痴をこぼし合う仲でした。

 

近年の精神医学の発展により、以前より

発達障害の診断を下される児童、生徒は

増加傾向にあるように思います。

私の勤務校でも特別支援学級は複数あり、

所属の児童は我が子たちの頃に比べると

何倍もの人数でした。

また、その特性はさまざまで

グレーゾーンの児童や生徒もいるので、

そのひとりひとりへの教員の対応は

なかなか大変なものがあります。

脱走癖のある児童は巧みに教員の目をかすめ、

教室外に出ていきます。

私も何度か脱走を阻止したり、捜索に加わったものです。

 

発達障害はいくつかのカテゴリーに分類され、主なものとして

「ASD(自閉スペクトラム症)」

「ADHD(注意欠如・多動症)」

「LD(学習障害/限局性学習症)」

があります。
これらは互いに併発している場合もあり、また知的障害(知的発達症)併存する場合もあります。

 

さて、発達障害とはどこで線引きをして診断を下すのでしょうか。

 

 問診と行動観察

本人にどのような症状があり、どんな困りごとがあるか行動観察を行ったり、生育歴について問診を行います。

子どもの場合は保護者に聞き取ることが多いです。

■行動観察
遊びの空間で子どもを遊ばせ、それを注意深く観察することと保護者の方へのインタビューに基づいて行われます。

■生育歴
生まれてから今までの社会性や対人コミュニケーション、言葉の発達、幼稚園・保育園での様子や

1歳半健診・3歳児健診での様子などをヒアリングします。

発達面で知的障害(知的発達症)の疑いがありそうか、発達にどんな特性がありそうかなどを見立てていきます。

 

 発達検査

発達検査とは、子どもの心身の発達の度合いを調べる検査のことです。

本人にどのような発達の特性があるか、どこに困難があるかを客観的に見るために用いられることが多い検査です。

発達検査にはさまざまな種類があり、検査ごとに検査結果の表現方法や評価の仕方が異なります。

発達検査だけで発達障害の診断が決まることはありません。

 

 合併する症状の診断や鑑別のための検査

発達障害には知的障害(知的発達症)、てんかん、感覚過敏、鈍麻などのさまざまな合併症を伴う場合があります。

合併する障害があるかアセスメント(調査 評価)を行ったうえで検査する場合が多いです。

また、ほかの障害や疾患によるものかどうかを鑑別するための検査が行われる場合もあります。

■知能検査
知能検査は心理検査のひとつであり、精神年齢、IQ(知能指数)、知能偏差値などによって測定されます。

知能検査を行うことで、発達障害と知的障害(知的発達症)の合併の有無を調べます。

知能検査の結果だけで、発達障害の診断が決まることはありません。

■脳波検査
発達障害の中にはてんかんとの合併リスクがあるものもあるため、場合によっては脳に器質的な疾患や以上がないかどうかCTやMRIをとったり脳波検査を行うことがあります。

狭い空間に入るとパニックを起こす場合もあるので、検査をする際には注意が必要です。

脳波検査に異常がないことが発達障害がないことを示すわけではありません。

■鑑別のための検査
発達障害の症状と似ている障害と見分けるため、遺伝子検査や血液検査、そのほかのさまざまな検査を行う場合があります。また、精神疾患との合併症の疑いがみられる方には精神病に関する検査を行う場合があります。
知能検査や発達検査などは児童発達支援センターや療育機関といった医療機関以外でも、検査を行っているところもあります。これらの検査だけでは確定診断は出ません。診断は、あくまで医師が問診やさまざまな検査結果から総合的に行います。

 

ASD(自閉症):3歳くらいまでに現れる

  • 他人との社会的関係が作りにくい
  • 言葉の発達が遅れる
  • 興味関心が狭く、こだわりが強い
  • 身体にも何かしらの障害の可能性がある※

学習障害(LD):基本的に知的障害はない

  • 聞く、話す、読む、書く、計算など特定の事が難しい
  • 身体にも何かしらの障害の可能性がある
  • 身体の障害が原因でないものを言う

注意欠落/多動性障害(ADHD):7歳以前に現れる

  • 年齢や発達よりも明らかに不注意で落ち着きがない
  • 学校生活や勉強にも支障がでる
  • 身体にも何かしらの障害の可能性がある
  • 大人になってからADHDだと診断されるケースもあります。

(参考:5.発達障害について|文部科学省

 

 

昔は今ほど発達障害と診断されることもなく、むしろ発達障害に対する理解は

  • 何か変な子
  • 落ち着きがない子
  • 人の話が聞けない子
  • 無口で話が出来ない子
  • 乱暴で危ない子
  • 勉強が出来ない子
  • しつけの出来ていない子
 

などというものでした。

 

現代では「発達障害」の診断を

下されることが多いので治療の余地はありますが、

「発達障害」という言葉から

誤解や差別を生んでしまうこともあるようです。

特に大人の発達障害は誤解を生みやすく、社会生活がスムーズにいかなかったりと苦労もあるようです。

これらの患者さんは社会全体で見守り、理解していく必要があります。

 



友人はこの春からは中学校の通所学級で生徒指導を行う予定です。

子育て終了後、社会に感謝し、敢えて障碍児教育という大変な仕事を選択し貢献する、その気概と

ひたむきな生き方には脱帽です。

知人には尊敬以外の言葉が見つかりません。

 

 

 

 

 

 

 

最後まで  “らぱんのブログ” をお読みいただき

赤薔薇ありがとうございます赤薔薇

 

私自身、気管支喘息の持病があり、現在も服薬治療を続けています。
必要不可欠な服薬を止めることなく、西洋医学、中医学、予防医学

などのいいところを取り入れて、

上手に薬を服用しながらも身体によい食べ物や飲み物を経口摂取することで、

心身ともにリセットできたら、若返りと同時に幸せも手に入るかもしれません。こんな嬉しいことはありません。
多くの方がより健康な生活を送れるように、身近なところからできる健康情報を少しずつ発信していきたいと思います。
どうぞよろしくお願いします。

 

 

 

 

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