2冊とも哀しい社会の未来を考えさせられてしまう
カズオ・イシグロの方はクローン(この言葉は出てこない)で臓器移植が可能な社会
そのクローンたちを学生寮のようなシステムで育成し教育、、、洗脳も、、、
彼らの希望や夢や未来は、、、
傲慢な人間たちの、、、
こんなことまでして長生きしたい?
かたや 川上弘美 の方は生き延びるために人類がとった社会システム
それは 少数の部落的なものを地球上に散らして それぞれに社会を構成してゆく
ここでも 純粋な人間とクローン(同じく この言葉は出てこない)の種族と混じる
いずれも 人間消滅を防ぐための苦肉の策が拡がる未来小説
溜息もので過酷なっ でしょ?
なのにです
両方とも静寂なんです
淡々と 不快感なしで読めてしまう
いやはや どんな世界が未来にあるのかな
何でもアリなイメージが強い今だから
小説の中の それよりも?
この辺でお仕舞いに
よい1週間を
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