14日①松尾清貴「あやかしの瓶」 Merci Madame Y.

 

初読み作家さん。

松尾清貴/まつお きよたか、1976年生まれ。

同書は文庫本、単行本の時は併載の「簡単な生活」が表題となって、これがデビュー。

 

いいっすっ!!

大正末期から昭和の始めが舞台となっており、会話も興味深い。

中編2本で1冊となっていて、

どちらかと云えば、単行本のときの表題作「簡単な生活」の方が好みだw。

 

「あやかしの小瓶」は、ちょっぴり、ミステリっぽい叙情小説?

「簡単な生活」は、当時の大学は出たけれどっとかいう表現通りの小説で

主人公、某私立大卒業なのに帝大出と自称。

ふうむ、いつの時代もって感あり。

 

この作家さん、表立った賞もとっていないし、生活大変??

なんて心配しちゃう。。

だって、結構、いいのだもの。

こんな作家さんが埋もれるのは寂しい。

 

 

おしまい

 

 

 

 

※ 5月、いい季節。

  写真は朝、お洗濯の紐が渡してある支柱とヒイラギの樹。

  今日更新の https://lapiefr.exblog.jp/d2019-05-14/ は、昼間、洗濯物がココでたなびくワンショット。

  14日②5月の朝