Merci Madame Y.
初読み作家さん。
松尾清貴/まつお きよたか、1976年生まれ。
同書は文庫本、単行本の時は併載の「簡単な生活」が表題となって、これがデビュー。
いいっすっ!!
大正末期から昭和の始めが舞台となっており、会話も興味深い。
中編2本で1冊となっていて、
どちらかと云えば、単行本のときの表題作「簡単な生活」の方が好みだw。
「あやかしの小瓶」は、ちょっぴり、ミステリっぽい叙情小説?
「簡単な生活」は、当時の大学は出たけれどっとかいう表現通りの小説で
主人公、某私立大卒業なのに帝大出と自称。
ふうむ、いつの時代もって感あり。
この作家さん、表立った賞もとっていないし、生活大変??
なんて心配しちゃう。。
だって、結構、いいのだもの。
こんな作家さんが埋もれるのは寂しい。
おしまい
※ 5月、いい季節。
写真は朝、お洗濯の紐が渡してある支柱とヒイラギの樹。
今日更新の https://lapiefr.exblog.jp/d2019-05-14/ は、昼間、洗濯物がココでたなびくワンショット。