31日①B.シュリンク「朗読者」

 

この時期になると思い出す本の一冊「朗読者」。

ニースで、知人のドイツ人と映画も観ました。

 

これで、3度目の読書。

(再読の時にブログアップで2013年8月13日付けUP)

 

今回は、主人公15歳の少年が21歳年上の女性をいかに愛したかを感じることに。

 

平坦な…、純愛もどきではありません。

屈折し、自分をイジメ、結婚相手、娘も苦しめるでしょう。

いえ、これは具体的なことではなく精神面のこと。

自覚さえしていないかもしれない「愛している人」を持ってる夫なんて厭でしょ?

自分の父が母以外を愛していたら厭でしょ?

本人、ちっとも自覚なくても。

でも、これ、ある意味、よくあることじゃないかと… 怖いけど。

 

実際、ストーリには妻も娘も数行しか登場しません。

語り手である主人公と、愛した女性「ハンナ」の物語り。

ホロコースト、ドイツ人がドイツ人を裁いたアウシュビッツ裁判が要となります。

 

多くの人に読んでほしい。

そんな本です。

 

 

おしまい。

 

 

 

 

 

 

※ 直径2センチくらいの雑草の花、… カワイイ。

  花屋の花を飾るより、こんなが好き。

  (ふむ? 花屋さんって25キロ行かないとないし^^)

  今日更新の https://lapiefr.exblog.jp/d2018-07-31/ も植物関連? 

  ??、っどえっす(笑)。

  31日②2cm以下の花、雑草